それは、突然の連絡でした。
餌やりさんから、地域猫の具合が悪い、ちゅーるも食べなくて痩せているので病院に連れて行きたいとのご相談でした。
その地域猫はシマちゃんという名前をもらったキジトラ猫。
もう何年も優しい餌やりさんにご飯をもらって、公園で暮らしていました。
6年前のTNR時のシマちゃん
カリン隊長が、餌やりさんからシマちゃんの動画を送ってもらうと・・・
明らかに呼吸がおかしいです。
お腹のあたりはぺったんこで、胸の方が厚い。
動画を獣医さんに送って見ていただくと、やはり異常があるとのことでした。
人馴れはしていないシマちゃんですが、病院に連れて行くために捕獲器を設置したところ・・・入ってくれました。
とにかく病院に連れて行って、医療にかけて、少しでも苦しくなくしてあげたい・・・
そんな想いでシマちゃんを病院に連れて行った、カリン隊長とマミダヌキさん。
ところが、診断の結果は思いもよらないものでした。
もう末期の肺がんで、いつ亡くなっても不思議ではない状態だというのです
シマちゃん、せっかく捕獲器に入ってくれたのに、シマちゃん
治してあげられないよ
公園でご飯をもらいながら自由に生きてきたシマちゃん。
もちろんケージで暮らしたことも、室内で生活したこともなく、人馴れもしていません。
病気を治してあげることができないのなら、保護して看取るよりも、慣れ親しんだ場所で過ごす方がシマちゃんにとっては幸せかもしれない・・・
そう考えて、シマちゃんは保護ではなく、リリースすることにしました。
捕獲器を開けると一目散に走っていくシマちゃん
仲間の黒猫さんが迎えてくれました
外でずっと暮らしてきた猫が病気になった時・・・
どうしてあげるのがいいか、いつもとても悩みます。
保護してあげたくても全ての傷病猫を保護できるわけではありません。
猫にとっても、家の中という全く異なる環境で闘病生活を送ることに適応できる猫とできない猫がいます。全ての猫にとって保護が幸せなわけでもない・・・
でもシマちゃんがいよいよ弱って動けなくなる時が来たら・・・カリン隊長は餌やりさんに連絡をお願いしています。
その時はシマちゃんを保護して静かに看取りたいと思うからです。
シマちゃんが動けなくなるその時まで・・・
今は保護せず、シマちゃんがシマちゃんらしく生きていける場所で過ごすのを見守ること。
それがシマちゃんのいのちの尊厳を守るということなのかもしれません。
翌日のシマちゃんです。
元気にご飯を食べに来てくれたそうです。
病院で抗生剤とステロイドを打っていただいたので、その効果で少し楽なのかもしれません。
どうか苦しくない時間が少しでも長く続きますように・・・
お外にいる猫たちは、病気になっても、病院に連れて行ってもらうことができません。
シマちゃんのように、異常に気がついてもらった時には、すでに手遅れということもあります。
それでも、みんにゃ日々をせいいっぱい、一生懸命生きています。
どうかお外の地域猫たちにも、優しい目を向けてあげて欲しいと思います。
医療費のご報告です

ご支援のお礼
・神戸ねこのひかり基金 312,184円
・ポニョ基金 557,557円
・ぽんちゃんへご寄付 73,779円
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送り状にお名前を記載して頂ける場合は
ギフトボタンにチェックを入れて下🙏いませ
三宮チームの保護猫
のフードをお願いします。
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送り状にお名前を記載して頂ける場合は
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譲渡会情報です
9月3日(日)13時〜15時
小さな譲渡会
場所 神戸市兵庫区下三条町9-14

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