久し振りに続きです。


長引いている嚥下障害シリーズの続きです!


『嚥下障害④』嚥下障害シリーズ紆余曲折ありすぎて長引いてます。笑では前回の続きから。ちなみに毎朝のとろみ水の作成はこんな感じでペットボトルの水を100ml入れ、そこにトロミ…リンクameblo.jp


結局嚥下障害の原因は分からず専門の病院へ転院することになった崖っぷちは人生初の介護タクシーで車椅子ごと転院した。



転院先で入院手続きを済ませて病室に収容されると主治医が挨拶へ来た。

そして身体測定結果や持ってきた血液データ、私の顔色や姿を見て口を開いた。


今日からトイレ以外ベッドから降りないでください。今の体重では笑う事も出来ないくらいギリギリな状態です。これ以上体重を落としたくありません。
今日この後バリウムの検査をして治療方針を決定しますが安定するまではベッド上での生活をしてください。


そう言って出ていった。


………………!?リハビリは??
症状安静!?暇つぶしに塗り絵とかしちゃダメなの!?
ってか前医はよく看護師さんやリハビリの先生達とバカやって笑ってたのに?笑う事もできないほど……??

初日にして不信感が芽生えた瞬間だった。


そして主治医が挨拶に来たのは11時、バリウムの検査に呼ばれたのは19時だった。



しかし、さすが専門病院。
嚥下障害の原因は初日のうちにあっという間に分かった。
こんなに長い事苦しんだのに転院してきて9時間程度。


それはバリウム検査での画像だった。
綺麗に十二指腸の途中で全くバリウムが進んでいなかった。身体をどんな向きに変えてもお腹をどんなに圧迫しても……


診断はこうだった。
腸が動いていないなか
胃に直接食べ物を送っても先に進まず逆流するしかない。だから胃管で栄養剤を入れても嘔吐するし、ペースト食を食べようとしても逆流する。逆流するから全体的に喉の緊張も高くなり常に閉まった状態になってしまう。閉まった状態では食べ物もの通らない。
むしろよく液体食が食べられていたね!と言われた。


心因性では無かった。
気持ちの問題だって言われて分かってもらえなかった苦しみから解放された気がした。

しかし命の危機なのは変わらない。
治療は今入っている胃管を3日後に抜き、腸管に切り替えて動いていない腸に直接栄養剤を流し込み腸が動くのを待つ。というなんとも荒治療だった。
それしかないのだろうけれど……


そして24時間点滴のカロリーが増量され、脂肪の点滴も始まった。
そして症状安静。
前の病院では車椅子に座ってたり電話したり、外眺めにいったり…色々してたのに…


そして寝たきり生活を3日耐え、管の入れ替えが行われた。
胃管はベッドの上でやるだけだったけれど腸まで伸ばす場合は胃管を抜いてレントゲン透視下で設置された。


そしてCVカテーテルからの高カロリー点滴、脂肪の点滴、そして腸管から経腸栄養がはじまった。


そして聞かされてはいたけれど動いていない腸に無理やり栄養を入れるので動くまでは消化できずにひたすら下痢をすると。


1日10回近くの下痢になった。

恥ずかしい話間に合わなくて少し漏らす事もあった。オムツ生活に戻った。
動いちゃいけない虚しさ、トイレすら間に合わない羞恥心、孤独と苦しさ、出だしに戻った気がして辛かった。


こんな戦いは3週間と続いた。

なんだか写真がうまく貼れなかったりとちょっとおかしいのでここまで!
明日は3週間後から再開します!