嚥下障害シリーズ紆余曲折ありすぎて長引いてます。笑
では前回の続きから。
ちなみに毎朝のとろみ水の作成は
こんな感じでペットボトルの水を100ml入れ、そこにトロミアップを1包弱混ぜながら入れる。
そしてそのトロミ水を1日かけて少しずつ飲むのがノルマ。
そして私はトロミ水が飲めるようになってなんの根拠もない自信が湧いてヨーグルトなどの少し重みのある液体なら飲み込めるのではないかと思った。
それを伝えてヨーグルトを提供してもらった。
しかし結果は窒息して死にそうになった。
横にあるティースプーンの先っぽにちょこっと乗せただけだったのに…
ムセこみ、吸引を提案されるほど苦しんだ。
そして心が折れた。
STさんはいつもの担当の先生がお休みで代理の人に聞いた。もちろんそのSTさんのせいではない。むしろ初めての代行介入で聞かれるのはなかなか酷だったと思う。
では続きに戻って
主治医から言われた厳しい一言とは…
崖っぷちさん。リハビリも進み少し口から水分が摂取できるようになったと聞きました。
なので口から食べることに挑戦しませんか?
私は今トロミ水100mlでいっぱいいっぱいだし何よりもヨーグルトのトラウマが強くて口から食べられるとは思えなかった。でも主治医が早くCVから脱したいと思ってることは痛いほど伝わってきた。
でも経管栄養に戻ってあの吐き気や嘔吐は嫌だった。
そして何よりお腹が全く空かないので欲しいとも思わなかった。
思ってることを伝えるも主治医は
経管栄養を再開するか口から挑戦するかどっちかを選んでください。と厳しく言われた。
お腹も空かないし、まだ喉まで詰まってる感覚は変わってなかった。
私には 嘔吐するか窒息するか聞かれているように聞こえた。
もう私は窒息して終わりにしてもいいや。と思って口から挑戦することを伝えた。
そして食べ始める前に嚥下造影をしましょう。と
嚥下障害とはバリウムの入っている食べ物を食べてるシーンをレントゲン撮影して咀嚼、嚥下を透視する検査のことです。
嚥下造影にはいつもの担当STさんが立ち会ってくれて本当に心強かった。
やはりうまく飲み込めずムセこんでティッシュに出したり…ただなんとかペーストならいけるか?という結果になった。
まぁ、トロミ水は何とか飲めてるからペーストならいけるかもしれない。
そしてペースト食が提供されるようになった。
若干色が違うけど味はよく分からない。
そして結局舐める程度を1回はなんとか飲み込めるけれど2回はムセて看護師さんに止められるようになった。
でもやっぱり同じペーストでも魚系は特に飲み込みにくく1口も飲み込めなかった。
ペーストでも違うんだな。と学んだ瞬間だった。
そしてペーストも3日間くらいで窒息感が強すぎてムセて呼吸苦から過呼吸に陥ったりと苦しみ、見かねた看護師さんが食止めにしてくれた。
その間もずっと高カロリー点滴は続いていてまた絶食に戻ったけどカロリーは入っていた。
そして担当の言語聴覚士さんがあの手この手を尽くしてコーヒーや具のない味噌汁など少し水よりカロリーのあるものをリハビリで摂取するようになった。
そして主治医と話し合ってくださり液体食が始まった。
メニューは重湯とスープとお茶
ヨーグルトかゼリー
ジュースか飲むヨーグルト
のセットだった。