ヤマト運輸株式会社より1月22日付けでクロネコメール便の廃止が決定されました。
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h26/h26_73_01news.html
廃止の理由は「信書」に対する問題。
信書の曖昧さとユーザーの認識不足など。
実際に摘発が数件あったのだとか。
メール便だけでなく、ネットにおいても「自己責任」が理解できないユーザーが増え、様々な会社が対応に追われていますが、ついにメール便の廃止と相成りました。
コンビニの店員さんも「信書か否か」の確認を徹底されておられる所と、そうでない所がありましたからね。
本来は差し出す側が自分で確認するものなのですが、実際に摘発された側は「知らなかった!聞いてなかった」といこうことになるのでしょう。
ヤマトの持込・集荷は必ず確認を徹底しておられ、コンビニに関しても数件発送をしたことがあれば1度は信書か否か聞かれただろうし、何故そういう手間を踏むのか推測は出来たと思います。
廃止になり、残念です。
同社は代替サービスとして、個人向けに宅急便60サイズ(最小)400円代~、法人向けにDMサービス(信書ではないカタログやパンフなど)を予定。
<信書か否かの問題の認識について>
郵便局でも信書かどうかの認識は曖昧です。
メール便サービスがスタートする以前は、本やカタログ・パンフレット・カレンダー・CD・DVDなどは「ゆうメール(旧冊子小包)」、認可のおりたものは第3種郵便を利用していました。
その際、「ありがとうございます。」などの簡単な礼状は添えられました。
同様に送付状(同封物の確認、例:パンフレット2冊・内訳 カーテン見本1冊、カーペット見本1冊)なども添えることができました。
この事は当時、郵便局のホームページにもイラスト付きで説明がありました。
(ゆうちょ銀行になり、サイトのリニューアル後は確認してません)
しかし、実際には中央郵便局でも中身確認を行うと、目を吊り上げて「手紙は同封できません!!」と怒る人々(バイトではない)がいたのです。
現在もおられます。
このように郵便事業に本職として関わる人々ですら、教育の徹底が行われていないこと、信書に対する認識の違いが存在することを思えば、難しい問題なのかも知れません。
<代替サービスへのシフト>
類似のサービスとして、やはり昨年開始された”クリックポスト”に移行することが予測されます。
クロネコメール便の2cmサイズと同じ料金164円で、厚み3cm・1kg以下・長辺34cm・短辺25cmまで送れます。
ただ、【Yahoo!ウォレットによる支払い】と【プリンター】が必須です。
クリックポスト - 日本郵便
http://www.post.japanpost.jp/service/clickpost/
クリックポスト - ヤフオク!
http://topic.auctions.yahoo.co.jp/promo/clickpost/index.html
私もそうなのですが、プリンターがなくて使えない人は、レターパックやポスパケット、それより料金が安く済むのであれば定形外を利用するしかなさそうです。
プリンターが欲しい。