入院なんて・・・しかも隠しておきたいような怖い病気。
記事にするか迷いましたが、
私自身今後忘れてはいけない記録として、後遺症もなくこうして居られる事に感謝して、
そして誰にでも起こりうる事なので警鐘の意味も込めてUPすることにしました。
病名は「ラクナ梗塞」・・・脳の深部の細い血管に起こる比較的小さな脳梗塞です。
参考資料にお借りしました。(左の黒い点は私が付けています)
症状は軽い麻痺の人が多いようです。無症状の人もいます。
発病後4.5時間以内に治療を始めれば回復も早いと言われています。
水分摂取量が足りない人が夏に多く発症するそうで、
調べてみると発症は60、70才代が55%を占めますが、40,50才台も20%以上有り、
誰にでも起こりうる病気なのです。
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病気に気づいたのは
7日の日曜日、朝4時過ぎに起床しました。
夜中の雨で外が濡れていたので、5:15頃~ さくらのお散歩に出掛けて、
ゆっくり散歩だったので帰ったのが6:10過ぎ。
その後1杯の麦茶を飲んで、のど飴を舐めながら6:20過ぎから庭に出ました。
(この時点では全く普通通りでした)
庭はが続いて草!草!草! 😱
土が緩んでいるので、草も引っ張れば面白いように抜けます。
時間は多分7:20分頃だったと思います。
ついつい気になる場所を移動しながら草を抜いて立った時です。
「あれ?左足がフワフワして感覚がオカシイ???」。。。。
足を2、3回地面にトントン着いて???
「少し変だけど、しゃがんでたからかな?」と思った時点で
家に帰ればまだ良かったのですが、ここが私の愚かな所です(;゚ロ゚)
また少し離れた場所でしゃがんで草を左手で抜いてた時に、
今度は「ん、手の感覚がオカシイ!!!手の平から指先が痺れてる!!😱」
立ち上がると腕が脱力感で抜けた感じで。。。左足!と左腕!よく言う左半身?😱
「悪い病気が出たか!!!!!」と直感して家に向かいながらも
意外に冷静に体をチャックしている自分がいて、
左手の平と指に痺れがあって腕の脱力感はあるけど、握れることは握れる。
左足は少し体が傾いていたけど歩けるしと・・・
7:30分頃に家に入って手を洗っていた時も、手の痺れが気になり
服を着替えるのにシャツのボタンを取るのに少し手間取り・・・「やはり脳かも。」
主人に「病気が出たみたいだから病院に送って欲しいんだけど。
左半身の力が入らない感じで、左手に痺れもあるんだよね」と言い、
日曜日。。。救急外来か。。。
普段整形外科や眼科で掛っている「県立病院」に連絡入れると
「今、先生が手が離せない状態なので10分か15分してからもう一度連絡をお願いします。」
と言われました。
仕方ないので横になって症状を確認していましたが
意識もハッキリしてて症状も進んでいる感じはありませんでした。
主人はまだパジャマのままでオロオロ
「連絡ナンカしないで行った方がいいんじゃないか!」と、慌ててパニック状態でいるので、
「お父さんは顔洗って着替えて、ご飯を食べて、いつでも出られる準備をして下さい」と。
確かに直接行った方が良かったかもしれないが、
主人の時、別の病院で連絡してから来て下さいと言われたことがあったので。。。
その後連絡が取れて
「すぐに来て下さい。運転はしないように」との事。
幸いに県立病院は家から車で15分弱。
主人は慌てると思考回路が麻痺するのか、・・・「困ったなあ」を繰り返すばかり。
私は久し振りの主人の運転が怖いのなんのって 事故に遭わなくて良かったあ~😱
病院に8時30分過ぎに着いてから40分以上は待ったと思います。
待って居る間に血圧を計りに来られて、上が191と聞いてびっくり。
それでも意識はハッキリしてて足の方は割と回復してきていたし、
手の症状も軽いので、一人で診察して貰い、
すぐにCT、MRT、尿検査、それに心臓機能検査みたいなモノ???
分からないまま色々な検査に移動もしていました。
先生の診断は、
「症状が軽いからこのまま帰れると思っているかもしれませんが、帰れませんよ。
脳梗塞です。
脳の奥の細い血管が詰まった梗塞で、
通常2週間の入院になりますが早く退院できる場合もあります」と言われました。
内心「やはりそうか・・・しかも2週間?。。。」
もうその時には救急外来のベッドで血液検査と点滴が始まっていて
安静にしなければならない状態でした。
その後6階の病棟に行くのも看護師さん付きで車椅子。
「先程まで検査で歩いてたけどなあ」と思いながらも、
この時はまだ事の重大さが分かっていませんでした。
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入院生活
入院した次の日に「ラクナ梗塞」の説明を受けました。
この病気は1週間以内の再発リスクがカナリ高いそうで、
症状が軽くて動けても、トイレと洗面だけの安静を言い渡されました。
個室だったのでトイレまで7、8歩です。
治療は24時間点滴と飲み薬。
点滴は抗血栓薬で、
飲み薬も抗血小板作用の薬(多分血液サラサラにする薬)と胃を保護する薬が朝夕2回。
右腕は24時間点滴。
左腕はコードレスの血中酸素や脈や心拍などを計る自動計測機が点けられていました。
とは言え、症状は軽かったので、どこかが苦しいとか痛いとかはありません。
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病気の経過
3日目の9日には痺れや脱力感も完全に無くなっていました\(^o^)/
この頃リハビリの先生も麻痺の状態を2度確認しに来ました。
結果はリハリビリの必要もありませんでした。
4日目の11日の10時には点滴が取れましたが行動制限はまだ病棟内だけ。
一人で2階のコンビニに行けたのは、先生に頼み込んでやっと14日からでした(;゚ロ゚)
11日に点滴と同時に左腕にしてた自動計測の機械も取れて身も軽くなって♪
毎日6:00過ぎには熱々の顔ふきタオルを届けて頂き、
感染症を無くす為と思いますが、毎日ベッドの手すりとゴミ箱担当の人、
窓際、床、トイレ担当の人が丁寧に掃除してくれます。
それにシーツ交換、テーブルの殺菌・・・
料金を払っているとは言え清潔なタオルや病院着も使い放題。
静かな部屋で
全てお任せの生活で、上げ膳据え膳の昼寝付き。
時々テレビを見たり、買って来て貰った本でこれからの食事の事を考えたり。
症状が改善しない場合はリハビリも日程に入りますが、
行動制限はついてたものの、
運良く症状も悪化せず時間を持て余しながらの入院生活でした。
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当分、車の運転ができない。
11日12日16日はリハビリの先生と一緒に。
脳疾患や心臓疾患などを患った人は、
担当医師の許可が下りないと運転できない規則になっているらしく、
そのために運転が可能かどうかの色々なテストを受けなければなりません。
(全く知らなかったです)
リハビリの先生が来て
今日は何年何月何日、病院名前や場所から始まり、
先生と同じ動作、記憶力、知能テストのようなモノ、
段々とレベルが上がり、最後はモニターで認識や体の反応をテストされました。
テスト全て初めてだったので、すごく戸惑いました
量も多かったのですが、
厄介なクイズみたいなモノや、パズルみたいなモノもありました。
動作確認のモニターのハンドルは小さくて少し回せばビューンと行くし
まずルールを理解しなければならなくて、
動作を覚えて、視覚と動作反応を見るテストは後半は慣れましたが前半は必死(汗)
入院してから最大の危機でした(笑)
テストが無事終わり、
そのデータを元に脳神経内科の担当医師が「運転は○」の判断を出すと、
免許センターに連絡して、
いくつかの質問に答えて診断書を自宅に送付して貰う事になります。
退院後その診断書が家に届いたら病院に届けて、
担当医師に記入して頂き、免許センターに返送して頂く段取りなのですが、
手続きから免許センターから許可の連絡が来るまでの間、
2,3週間は運転が出来ない事になっているそうです。
それで只今、免許センターからの診断書 待ちです(@@;)
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17日に脳神経内科の担当医師と主人と私と看護師さん4人で
退院に向けての話がありました。
MRIやCTの写真を見せて貰って、ここで事の重大さが分かったのです。
左側に黒い点を付けましたが、
私の梗塞は黒い点のように脳と脳の割れ目のような場所の血管の梗塞で
運が良かったんだそうです。
これが少しズレてた場所だと麻痺も大きく障害も残る可能性もあったとの事です。
おまけに以前にも症状の無い小さな梗塞の跡さえもあって
無症状で患っている人も多いのだそうです。
脳には休んでいる脳があってそれが機能を補助してくれるそうですが、
なってしまったモノは跡が残ってしまいます。
本当に後遺症も再発も無く済んで良かったです。
それで原因ですが・・・不明だそうです。
首の動脈の検査もありましたが動脈硬化も年相応で、写真を見ても1カ所だけ薄ら。
血圧も高血圧症ではないし、糖尿病でも無く、血液がドロドロでも無くて
特定出来ないようなのです。
ただ先生の話では血圧は瞬間的に上がるし、
血液も急にドロドロになる事もあるそうです。
水分だけは多く摂るように言われました。
先生のお話でひとつの目安として水分が少ないと尿が濃くなるとの事。
尿の色が透明に近くなるまで水分補給が大事だそうです。
私の場合長い間
遺伝なのか?痩せてた時代でも悪玉コレステロールが高めで、
更年期以降はコレステロールと中性脂肪が😱
自分なりにも気になるところもありました。
入院に当たり体重を計ったら昨年より体重が2kg程増えていたことも原因の一つかも😱
今年は春から動いても体重が落ちないなあとは思っていたけど年のせいにしていました。
入院中、栄養士さんと話してて、
今までご飯は少くて、野菜たっぷりに気を付けた食事にしていたのですが、
オヤツを食べ過ぎる原因になるので要注意と言われました。
食事はご飯が150gと今まで食べたことが無い量ですがバランスが大事との事で、
10日頃からですが入院中の食事を写真撮ることにしました。
退院後の今、食事量と味付けを思い出し、塩分、脂質、糖質を取り過ぎないよう、
そしてバランスも考えて食事を作っています。
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病院で体験した事。
病棟から迎えが来るまでの多分2時間以上だったと思います。
救急外来の処置室のカーテンで仕切られベッドで点滴をしていた時、
意識はハッキリしていたので色々聞こえていました。
次から次と患者が運ばれてきます。
登山で足を踏み外して落ちてドクターヘリで運ばれて来た人。
バーベキューをしてて酔っぱらって橋から3m転落した人。
山で怪我したらしい神奈川の人。
畑で倒れて意識がない人。(すでに亡くなっておられました)
子供の泣き声も。家庭内暴力?で怪我らしい人も。
まるでTVで見た「救急外来病棟24時」のような慌ただしい様子でした。
私も助けられた一人。
皆さんには頭が上がりません。
入院は11日間でしたが、
退院後は体力や筋肉が低下しているとすごく感じます。
退院後は当分療養と言われていますが、
我が家は高齢の主人と二人で、寝て居る訳にもいかず家事をして動かなければならず
帰宅後の2日間は微熱があり血圧も少し高めでした。
疲れやすいし冷汗も出て体が追いつきませんでした。
先生が急がず静養して徐々に体を慣して下さいと言った訳です。
3日目の19日からは体温も血圧も落ち着いてきました。
これから暑さに気を付けて水分を大目に取り、ゆっくり体を戻していけば、
秋口には普通に庭仕事も山歩きも出来るそうです。
約2週間管理しなかっただけで庭も菜園も大変な事になっています。
薔薇は長雨で殆どが病気になり、何処も悪い草が覆い被さって・・荒れています。
でも体が第一! 今年は諦めました。
「ラクナ梗塞は」は誰にでも発症する病気です。
特に暑い時は危険です。
水分を十分摂って皆様もお気をつけて下さい。
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余談ですが、
今回の入院で大変だったのは主人です。
家の事は全てお任せ人間で何もしてこなかった為、
炊飯ジャー、洗濯機、数年前買い換えた掃除機、なーんも出来ません。
それでも個室は電話がOKだったので助かりました。
機器の前で一つ一つ説明して何とか使えたようです(^◇^;)
それに、愛犬さくらの面倒。
普段も可愛がっていたので苦では無かったと思うけど、気ままな「さくら」
食事が大変だったそう。
さくらも少し痩せていました(笑)
退院の時は車に一緒に来てて、
勢い良くグルグル回って最高に喜んでいました。
忘れてなかったみたいだね (^з^)-☆Chu!!