皆様、こんばんは。
ココロです![]()
今回は私が忘れられない日を
のんびり書き残しておこうと思います。
ー灰色の世界ー
雨が降りそうだから、と
持ってきた大きな紺色の傘
よく考えると鞄には既に
紫色の折り畳み傘
この2本の傘が
私に特別な時間をくれた。
案の定、雨が降ってきた
雨、というより大雨
目の前が灰色の世界
雨が振りすぎると、
こんなにも目の前が見えないのか
それくらい。
私はどれだけ雨が降っていても構わない
大きな傘を持ってきたから
『雨降ってる?やば、傘持ってない』
誰かが近くでそう呟いた
気にしない。
聞こえない。
考えない。
私には関係ない。
『傘2つ持ってない?』
あれ、状況が変わった。
黙っていても仕方がない
持っている、と返事
私は紺色の傘を手渡した
大きな傘と小さな背中が
灰色の世界へと消えていった
小さな紫色の傘の下
私は大声で叫んだ
わぁーーーー!!
雨音に掻き消される私の声
幸せな灰色の世界だ
翌る日の朝、
その人は傘を返しに来た
『ここに入れておく』
と
目で合図され
私は遠くから頷いた
何年経っても忘れられない
雨の記憶
これこそ恋音と雨空
AAA/恋音と雨空🎧
好きだよと伝えれば良いのに
願う先怖くて言えず
君との時間が1秒でも長くなるなら
ずっとじゃなくていい
この大雨事件は私の大切な1ページ。
今回はこの辺で。
またね![]()