こんにちは!
橋本友里です。
今日は、記憶のしくみのお話しです。
みなさま、記憶の分類というお話を
耳にされたことはございますでしょうか。
有名なお話なので、
ご存知の方も多いかもしれませんね❣️
記憶には、3つの種類があって、
・意味記憶
… 一般的な知識
・エピソード記憶
… 個々の経験や体験など
出来事の記憶
・手続記憶
… 身体的な記憶
のように分類されています。
この中で、
私たち心理セラピストが扱う記憶の多くは、
【エピソード記憶】
です。
このエピソード記憶の特徴は、
記憶の中に、場所や時間、感情
イメージや匂いや音
身体感覚(体がこわばる、リラックスした感覚など)
こういったものが含まれていることです。
たとえば、
「みなさまが一番美味しかった記憶を
思い出してください。」
こう伝えられた時、
カレーなのか、ハンバーグなのか、
コース料理なのか
こういった記憶が
目で見たイメージで見えるかもしれません。
もしかしたら、
一緒にいた人たちとの会話や
味や匂い、
お腹がいっぱいという感覚までも
思い出される方もいらっしゃるかもしれません。
このように、
出来事(エピソード)の記憶は、
様々な情報が合わさって
覚えられています。
今の例は「意識して思い出せる」記憶ですが、
人間というのはとても不思議なもので、
意識の上で具体的に
「どんな出来事があったか」を
思い出せなくても、
似ている出来事を体験した時に、
感情や体の感覚のみが思い出されて
表に表れてくることも多いのです。
私のヒプノセラピーの先生が扱った事例では、
なぜかカラオケに行くと涙が出る、
という女性が
いらっしゃったそうです。
頭では、なぜ、カラオケに行くと涙が出てくるのか、
ご本人は理解ができなかったそうですが、
カラオケに行くとなぜか
すごく悲しくなって、
涙が出てくるのだそうです。
これを潜在意識下(催眠状態)で
記憶を探っていくと、
「小さい頃にお家でカラオケをしていた時に
お母さんがその場にいなくてとても悲しかった」
という記憶が思い出されて、
そこに要因があったのかぁ!と
クリアになったそうです。
その女性のクライアントさんは、
セラピーで過去のカラオケの記憶を
癒されたそうなのですが、
人間の記憶って、すごく面白いなぁと
感じたエピソードでした。
の記事でもお伝えしましたが、
自分の身体の感覚は
過去学んできた出来事や
感情の記憶ととても関係しているので
身体感覚からのメッセージを大切にすることは
過去から一緒に生き、学んできた
「自分」や自分の感情を大切にすることにも
つながりそうですね♪
今日は、
そんな記憶のしくみのお話しでした❣️
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