先日、空手道部の卒業生の追い出し稽古があった。
記念品贈呈式で
私からは彼らにどうしても贈りたかった
清水店長の名著「5%の人」を。
その後、4回生からの挨拶。
「楽しかった事よりもつらいことの方が多かった」
「ほぼつらい思い出しかない」と話す子もいたが
1番嬉しかったのは
卒業生全員が
「(それでも)4年間続けてよかった」
と言ってくれたこと。
彼らには
「(つらかった事が悪い事ではなく)
つらかった事こそ、これからの社会人生活で
活きてくる」旨の言葉を贈った。
本当にいろんな事があったけど
よくがんばった。
その後、卒業生と少人数で
ソーシャルなんちゃらを
確保しながら軽く昼食へ。
今まで見たことない笑顔で笑う子もいた。
その後、緊急なんちゃらのため
さらに少人数で滋賀へ移動。
もちろん、ミッツに気をつけながら。
最後、何故だかヘベレケになり
3人で20畳くらいの整体とか出来そうなところへ。
1人は爆睡し、
2人でコンビニで買った
蕎麦を食べていると
「…ほんまに何回も辞めそうになったけど…
4年間続ける事ができて…
本当に良かったです…
恵比木さんのお陰です。ありがとうございます…」
涙ながらに話す彼の言葉に、姿に
この子が最初入部した時に
お母さんから家庭の事情もあり
電話をもらった事を思い出した。
あれから4年。
彼だけではないが
本当に彼らの代もいろんな事があった。
彼も大変だった。
何度、辞めかかったことか。
何回、滋賀から大阪に駆けつけた事か。
コーチから仕事中に電話。
「恵比木さん、あいつ、
今晩なら、なんとかバイト終わりに来れるそうです。仕事終わったら大阪来れます?」
「…いくしかないやろ!」
そんな事が何回もあった。
(彼だけではないが)
しばらくは良いのだが、
また来なくなる。
彼と昔から知り合いの先生も
「あいつは変わらないですよ」と言われていた。
ついに
彼と連絡が全然つかなくなった。
なんとか1人だけ連絡がつながった卒業生に頼んで
食事に誘わせて
そこにコーチと乗り込んだこともあった。
一年前の団体戦。怪我しながらも
痛みに耐えながら最後までやり抜いて
3年ぶりの一部昇格に貢献してくれた。
知り合いの先生からも
「あいつ変わりましたね。
恵比木さん、よーやりましたね。」と言ってもらえた。嬉しかった。
そんな事がいろいろ思い出されて
「よーがんばったな、
お母さん喜んでんか?」
「『よかったね!』と喜んでくれてます」
「そうか…良かったな…!」
そう言いながら
気づいたら俺も泣いていた。
「よかったな…よかったな…
がんばれよ…」
「は…い…ありがとうございます…」
「ははは!なんで泣いてんやろ?
あかん!あかん!なんでや!」
2人で涙を拭いながら
蕎麦をすすった。
一緒にがんばったコーチは
隣でいびきをかいていた。
彼もそう。
他の子もそう。
4年間、
いろいろな苦しみに耐えて
本当にがんばったと思う。
よーやった。
おめでとう。
俺らも成長させてもらいました。
ありがとうな。
これからの人生、
この経験が必ず活きてくる時がくる。
これからもがんばれよ‼️
押忍。