金沢市の桜開花宣言の「標本木」、駅西合同庁舎前にあります。本日もテレビ局の方が、撮影に来てました。

金沢駅西合同庁舎

所在地: 〒920-0024 石川県金沢市西念3丁目4−1

全国に58本の「標本木」

気象庁は北海道から沖縄まで全国各地で桜の開花宣言を行っています。観測する桜の木は「標本木」と呼ばれ、全国で58本あります。都道府県ごとに「標本木」がありますが、沖縄や北海道などのように広いところや離れ島があるところは「標本木」が各地にあります。

樹種は原則として「ソメイヨシノ」ですが、沖縄県(石垣島、宮古島、那覇、南大東島)は「カンヒザクラ」、北海道(稚内、旭川、網走、帯広、釧路)は「エゾヤマザクラ」です。

沖縄県のように暖かすぎると「ソメイヨシノ」が根付かないため、中国南部や台湾などにも分布し、沖縄で一般的な「カンヒザクラ」を「標本木」としているのです。

北海道は逆に低温で「ソメイヨシノ」が根付かないため、寒さに強く道内の公園などに植栽されている「エゾヤマザクラ」が「標本木」となっています。なお、北海道でも本州に近い函館、室蘭、札幌は「ソメイヨシノ」が「標本木」になっています。