*Pleasure in Hot Summer Day - Tapas Restaurant, Chicken Sherry Stew and Melon Shake*
先週の火曜日のお昼過ぎのことです。
家の近くのショッピングモールで買い物をしていたら携帯に夫から電話がありました。
「今どこにいるの?僕、家なんだけど」
近々免許証を更新する必要があった銀之丞、予定が空いたので急遽半日休みを取ることにして帰って来たのだそうです。
実はこの時、私は翌週誕生日を迎える彼のためにプレゼントを物色中だったのでした。
「私?!Σ(◉∇◉;)今モールにいるの~。ホラ、白いジーンズ探してるんだけど、見つからなくて…」
夫好みのグレーの、肌触りの良さそうなポロシャツを見つけたので喜んで買い、次にキーホルダーを探してモールの端から端まで渡り歩きましたがこれというものが見つからず。
じゃあ夏用の室内履きでも…と思ったのですが、夫のサイズのがなくて「どーしよーかなー…」と思いあぐねていたところでした。
白いジーンズを探しているのも本当だったんですけどね。
ブルージーンならストレートや普通のスリムやスキニーがあるのに、ホワイトとなるとブロークン・インか、スーパースキニー(これを履くと私は「岡っ引き」になります…^^;)しかないのはどうしてなんでしょう?
結局、夫へのプレゼントは、シャツは買えたし、他に以前買っておいた茉奈佳奈(*^艸^*)のCDなんかもあるし、まぁ、これでいいか…と手を打つことにして帰って来ました。
そして、この日の夕食は。
普段ウィークデーに外食をすることはないんですが夫が「折角休みをとったから、何か食べに行こう。何がいい?」と聞いてくれたので。
じゃあ、数日前から食べたくなっていたパエリヤを、とリクエストしたところ、夫が割と近所の、メニューにパエリヤもある「タパスとワインの店」を探して予約してくれました。
車で15分ほどの距離にある「VINO」です。(ホームページです→「Vino Wine & Tapas Restaurant」)
こぢんまりとした店ですが、割と良いレビューが付いていたので期待が高まりました。
タパスなら、辛口のシェリー酒と食べるのもおいしいよね、と夫も楽しみにしていたのですが、メニューあるのはビールとワインのみでしたので(まあ、店名が「VINO」ですしね^^)、二人とも種類の違うスペインの赤を頼んでみました。
前菜はまずタコのサラダ。
*Octopus Salad
パセリの香りとレモンの酸味が聞いていて、中東のサラダ、タブーレによく似た味わいでした。
さっぱりしていておいしかったのですが、これは赤ワインより、スパークリングのお水を飲みながらの方が食べやすかったです。
そしてタパスと言えばこれが楽しみなんです。
*Croquet with Chicken & Manchego Cheese
コロッケ!
ここのはチキンとマンチェゴチーズ(スペインの代表的なチーズだそう)のフィリング入り、アイオリソースはトマト風味ということでした。
フィリングは2種類あって、一つはエビだったような気がするんですが…どちらもおいしかったです。
そして楽しみだったパエリヤ。
写真では分かりにくいですが、結構オリーブ油がたっぷり浮いていて…。
*Paella with Seafood
なので出てきた時、「アラ…失敗だったかしら…」と思ったのですが。
食べてみると全然しつこくなく、お米やエビとイカの火の通り加減も上々でとても美味しかったんです。
何より塩加減がよかった!
以前行ったスペイン料理店のパエリヤが、2口以上は食べられなかった程塩味がきつくて、二人ともそれがトラウマみたいになってたんですよね…(しかもそのレストランの名前が「パエリヤ」…。「ショッパエリヤ」に改名するべきだよね、とは銀之丞弁)。
オリーブ油にまみれた舌を、赤ワインのタンニンがキュッと締めてくれる感じは悪くなかったです。
ただ、具材は「魚介、野菜、鶏肉とチョリソーソーセージ、から選んで下さい」とあったので「魚介を」と頼んだのですが、今思えば「野菜と魚介と鶏肉」みたいに複数は選べなかったのかな…?
今度聞いてみようと思います。
パエリアをつついていたら、ギターの生演奏が始まりました。
*Guitarist Playing "Black Orpheus"
一曲目は「黒いオルフェ」。
しみじみと暗く深く響くスパニッシュ・ギター。
思いがけなく楽しい夜となりました。
さて、「二人分」として出てきたパエリヤでしたが、とても食べきれませんでしたので、残りは持ち帰ってきました。
このパエリヤと一緒に食べるには、やはりスペイン風のお料理を…と。
家にあるタパス料理の本からヒントを得て作ってみた「鶏肉とオリーブのシェリー酒煮込み」をメインにした夕食がこちらです。
*Dinner with Paella and Sherry "Amontillado"
付け合わせは件のパエリヤとズッキーニのパン粉焼き(玉ねぎとパセリのみじん切りとアンチョビ入りです)と…。
*Caprese with Cucumber, Heirloom Tomato and White Peach
モッツァレラチーズがあったので、トマトと白桃、きゅうり、バジルと一緒にカプレーゼ風サラダを(あっ、こりゃスペインじゃなくイタリアだった…^^;)。
シェリー酒煮込みは初めて作ってみましたが、鶏肉にしみたシェリー酒のほのかな甘みとオリーブの酸味がナカナカだと思いました。
*Chicken Sherry Stew with Mushroom & Kalamata Olive, Stuffed Zucchini and Paella
2人分として、鶏のもも肉(骨なし)2枚は1枚を3つに切り、全体に塩を振ってから軽く小麦粉をまぶします。
マッシュルームは4つ割り(小さいものなら半割り)、オリーブ(私はカラマタオリーブが好きです)は半割りにして種があれば取り除きます。
オリーブオイルをひいたフライパンに鶏肉を入れ、強めの中火で綺麗に色づくまで焼いて(中は生でかまいません)取り出し、次にマッシュルームを入れて軽く炒め、これも取り出します。
このフライパンにシェリー酒100cc程を入れ、火を入れてアルコール分を飛ばします。
火が消えたらにんにく1かけのみじん切り(か、プレッサーで押し出したもの)とチキンストック(か水)50cc、タイム(生でもドライでも)と胡椒少々を加えてかき混ぜ、少し煮詰めます。
鶏肉とマッシュルームを戻してオリーブを加え、ふたはしないで、中火で時々返しながら鶏肉に火が通るまで煮て、煮汁の味を整えたら完成です。
シェリー酒は甘いので、私はあまり食事と一緒に飲むことはないんですが、この日は夫に付き合って「アモンティラード」を。
ちなみに「アモンティラード」は以前ちらっと紹介した「バベットの晩餐会」で「最高のスペイン産シェリー」として出てきたお酒です(でも、こちらの酒屋でびっくりするほど安かったんですけどね)。
さて。
6月も下旬に入り、ここロサンジェルス近郊シャーマンオークスでも連日30℃を越す暑さが続いています。
真夏日にスペイン料理を食べるのもいいのですが、日中はやはり冷たいものが欲しくなります。
最近の私の楽しみはこれです。
*Honeydew Melon Shake
凍らせたハニーデューメロンとバニラアイスクリーム、牛乳少々をミキサーで混ぜて作る「メロンシェイク」。
終わったらこれを飲むぞ~♪と思うと、暑い日の家事もはかどるというものです。
食べきれないうちに熟れすぎちゃったメロンや、あまり甘くなかったメロン(この時はメロンシロップで甘みを補います)を使います。
懐かしの「シャービック」(今もあるみたいですけど、数年前食べたら昔と味が変わっていました)を思い起こさせる味、夏休みの味…。
そういえば、この週末、出かける先々で見かけた子供たちが何だか生き生きしてるというか、ハイパーだなあ…、と思ったら、こちらでは、早、夏休みが始まったんですね。
この時期になると日本のスーパーはいつもよりずっと空いて、買い物しやすくなるんですよ。
夏、いよいよ本番。
皆様もどうぞ熱中症等に気をつけて、お元気でお過ごし下さい。
ではまた。
きっと近いうちに。
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