銀之丞は昨日からSFに出張なので今日は早めの一人ごはんです。
冷凍庫にあったドライカレーを庭のナスターシャムで飾ってみました。
このお花と葉っぱが食べられることを知ったのはこの本ででした。
「覆面作家の夢の家」 北村薫 角川文庫
世田谷の豪邸に住む深窓の令嬢、新妻千秋さんは「天国的美貌」の持ち主にして実は新人推理作家。しかし家の門を一歩出るとべらんめえ調の名探偵に大変身。難事件を見事な推理で鮮やかに解決して行きます…。
彼女と担当編集者「リョースケ」こと岡部良介との巧みな会話のやりとりで、物語はテンポよく展開して行きます。設定からして軽めのミステリーかな、と思いきや、あちこちになかなか本格的なトリックやアイディアがちりばめられていて、読み応え十分です。
また、「リョースケ(良介)」には「ユースケ(優介)」という双子のお兄さん(刑事である)がおり、何となくそこに親近感を持ってしまうのかも(ココにも6分違いの双子の姉がいます)。魅力たっぷりの千秋さんに比べると、どうにも冴えないオトコなんですがネ。
もっと続きが読みたかったのですが、シリーズは3巻で完結。その最終話に、キンレンカ(ナスタチウム)のエピソードが出て来るのです。
数年前、「ハチドリを招く種ミックス」を買って庭に播いたところ、その中にキンレンカ、ナスターシャムが入っていたのです。そこでこの本のことを思い出し、以来、時々サラダにして食べています。ヘッダーに使っていた写真のサラダもその一例です。
こちらです。
「カイワレのような味」と上の本でも表現されているように、ちょっとぴりっとします。今日食べた葉には、少し酸味もありました。ビタミンCはレタスの10倍だそうです。…と言っても、レタスのように沢山いただく物ではありませんね。
ナスターシャムは自然に種がこぼれて増え、一年中、確かにハチドリ(とミツバチ)を招いてくれています。彼らのゴハンをとるようで、特に冬の間は、摘んでしまうのは気が引けるんだけど、今日は2輪だけ。
写真では大きくみえますが
実際は体長6~7cmくらいです。
ドライカレーには絶対ゆで卵。ココの好みは沸騰してから6分ゆでたものです。
ドライカレーのレシピはこちら。
余談ですが、ココはシリーズ一冊目「覆面作家は二人いる」の170ページと171ページの、千秋さんの正義感あふれるセリフがシリーズ中で一番好きです。まさに、「いい啖呵だねえ」(・∀・)=∋。
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