ビーフスープとポットパイ | COCOのおいしい話

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  毎日のごはんやお気に入りのおやつ、おいしそうなお料理やお菓子が登場する物語やエッセイを紹介しています。

銀之丞はよく大きなカタマリ肉を料理します。まるごとのチキン、オッソ・ブーコ(仔牛のすね肉のぶつ切り)、レッグ・オブ・ラム(仔羊とはいえ、脚は結構な大きさなんですね)、ラック・オブ・ラム(仔羊の骨付き背肉)、そしてもちろん牛肉。ローストしたり、シチューにしたり、それに合わせて様々な部位を使い分けるなんて、私は日本にいた時は考えもつきませんでした。

ステーキなら「ステーキ用」、シチューなら「シチュー用」と書いてパックされているものを買うものだと思っていた私は、こちらのスーパーやお肉屋さんのカウンターの、牛肉の種類だけでも私の両手を広げた以上ある大きなショーケースの前でオロオロしてしまったのですが、さすが銀之丞は違います。

「今日は○○を作るから、この肉だ」と、スッと欲しい部位を注文します。あるいは、ブッチャーさんに「これこれこういう料理を考えているんだけど、どこがいいかな?」と相談。ブッチャーは「それならこれがいいでしょう」とおすすめを教えてくれます。

そしておととい、銀くんが選んだのは牛の骨付き腿肉の輪切り。別にすねの骨も買って、香味野菜と一緒に6時間も煮込んでいました。

出来上がったのは、ゼラチン質たっぷりの、しかし意外にもあっさりしたスープ。
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お肉はしっとり、バーリー(大麦)はブキブキした歯ごたえがおもしろく、COCOはおかわりしてしまいました。

そして昨日は、残ったストックを煮詰めてデミグラスにしてじゃがいも、人参、パースニップ(白人参)などを加えてビーフシチューにしたものを、ポットパイにしました(パイ生地は私が担当しました)。

銀COCO合作、ビーフ・ポット・パイ。
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思ったほどふくらまなかったのは、パイ皮が分厚すぎたからです(くっ…)。でも、煮込まれて、繊維状にほぐれたお肉にスープがしみ込んだところを、パリッと焼けたパイと一緒にいただくと、これがもう……。

雨が降ってちょっと寒い日だったのですが、オーブンを使っていると暑くなってきました。暖房を消したのに、食べ終わったら二人とも額から汗が。なかなかエコロジカルでエコノミカルな一品と言えるでしょう(笑)。




こちらも寒い日にぴったりのビーフ料理です。


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