今日も冷えますね。ギャラリーここ!ふらここです。
今日から始まった安住孝史さんの『人生画家 安住孝史作品展』ですが、現在ふらここで行われているオープニングパーティーではメインのおでんがあっという間になくなるほど盛況です。
安住さんは“やすずみ”とお読みするのですが、鉛筆1本(大体HBとB、ときどきH)を使って左上からプリンターのように徐々に絵を描かれていくという、ちょっと変わった描き方をされる方です。
また、白く抜くなどの例外を除いてほとんど消しゴムを使わないのですが、その理由は「紙が泣くから」なんだそうです。
深いですね。
もうひとつ、深い言葉として、「年をとるということは、体から老いるんじゃなく、心から老いるんだ。」というのもあります。
本当に大切に大切に鉛筆で描かれていくので、最後は鉛筆がこうなってしまうそうです。
ちなみに、横にあるのは文庫本です。
定規を並べてみました。
その長さなんと4センチ
鉛筆削りなどを使うのではなく、一本一本微調整しつつ自らの手で削って濃度や線の太さによって削り方を変えているのだそうです。
昨日載せることが出来なかった、展示の写真も一緒にご紹介します。
これも展示作品の一部分だけです。
他にも素敵な作品がたくさんあります。
モノクロなのに、とっても色鮮やかな世界が見えるとも言いましょうか、空気ごと絵として描かれているとも言いましょうか、見る人を引き付ける魅力にあふれた絵ばかりです。
ブログも書かれている方なので、ご興味のある方はこちら です。
前回のブログ絵本タイトルは『えんぴつびな』 (長崎源之助:作 長谷川知子:絵/金の星社)です。
昨日は鉛筆つながりで選んだのですが、今回とっても小さくなった鉛筆を見て、まさに鉛筆雛を作れそうだなぁと感心してしまいました。