ごきげんよう
若返りマイスターの琴崎京子です
父が天国へ旅立ってから、
はやくも70日の月日が流れました。
四十九日までは、
まだ近くにいるような気がしましたが、
今はすっかり遠くへ行ってしまったようです。
昨年の夏のことです。
「お父さんの人生を 本に書いてあげるよ」
と父と約束しました。
それから約束を果たすべくパソコンに向かい、
今年の7月24日、
AmazonでKindle出版することができました。
電子書籍が発売された翌日、
妹がスマホを片手に
施設に居る父のもとに向かいました。
そして枕もとで、本をまるごと一冊、
読み聞かせてくれました。
読み終えて、立ち去ろうとする妹に向かって、
嬉しそうに「ありがとう」と
声をかけてくれたそうです。
その翌日、父は息を引き取りました。
今にも消えそうな命を、
なんとか引き延ばして、
出版するまで待っていてくれたのだと思います。
もし 電子書籍が無かったら、
いまわの際には間に合いませんでした。
それ以前に 電子書籍が無かったら、
私は「人生を 本に書いてあげるよ」という約束を
思いつくこともなかったでしょう。
電子書籍があればこそ、できたことです。
紙の本を出版しようと考えたら、
まず最初に気に掛かるのは費用ですね。
しかし電子書籍なら、パソコンがあれば、
今すぐにでも書き始めることができます。
編集者もいないので、自分の思うことを
思うように書けます。
売れなかったら
在庫を抱えるという心配もありません。
気楽に始めることができるのが
電子書籍の良いところです。
あなたも、言残しておきたいことや
書き残しておきたいことがあれば、
電子書籍にするのも、
一つの手段かもしれませんよ。
今日もステキな一日に
追伸
父の物語的自叙伝です。