オーガナイズサポート小話「思い出」を取り出す | キモチに寄り添う整理術「ライフオーガナイズ」でシンプルライフ

キモチに寄り添う整理術「ライフオーガナイズ」でシンプルライフ

シンプルに思考を整理すると、暮らし方が変わります。
鮮やかに夢を描くと、生き方が変わります。
「なりたい自分」「望む暮らし」「叶えたい夢」をキーワードに、
名古屋のマスターライフオーガナイザー 内藤さとこが、
本当に心地よい生き方、暮らし方を応援します。

ライフオーガナイザーの内藤さとこです。

 

ただいま「片付けの家庭教師」というサービスを

ご依頼のお客様は、たくさんの洋服をお持ちです。

 

お洋服が好きというよりは、1枚1枚に思い入れがあって

手放せないという感じ。

とはいえクローゼットや収納タンスから衣類があふれている状態は

なんとかしたい。

 

 

悩める二律背反。

まずは、どんな服があるのか一緒に状況を確認してみました。

 

 

独身時代の通勤着、デートに着たもの、

妊娠中の部屋着、子育て期まっさかりのデイリーウエア

家族のお祝い事によく着た服等々

過去から現在まで、タイムマシンに乗ったかのように

1枚手に取るたびにエピソードが飛び出します。

楽しそうな、うれしそうな、おちゃめなお客さま。

お客様にとってお洋服は、写真やビデオと同じ、

当時を鮮やかに思い出すフックなのですね。

 

 

黄ばみや汚れのあるものは手放すことに。

「ありがとう」と両手にはさんでお別れ。

今、着られるものは現役服として二軍あたりに繰り入れ。

それ以外のものは保留に。

 

ということで、今回はあまり減りませんでした。

でもそれでいいんです。

 

まずは、全体を見渡せたことでOK。

俯瞰ですね。

 

「思い出」という1つの大きなカテゴリーに

放り込まれていたものが、1つ1つエピソードや

服の状態別に新しく脳内に刻み込まれました。

 

こうなると、思考は動き出します。

 あれ、どうしようかな~

 別の方法で取っておけないかな

 もう、さよならしていいかも

日常の中で、たびたび「これからのこと」を

考えるようになります。

そこからが、本質的な選別のスタート。

 

思い入れが深い時は心が納得する方法で。

時間をゆっくりかけて。何回かに分けて。

こんなふうに、捨てる・手放すにも、色々あります。