ダイエットに関係ないようで実は関係の深い、引っ越しのお話です。
子どもたちが小学校に上がるのを機に、引っ越しをしました。
賃貸マンションから分譲マンションへ。
引っ越しに当たって、一つの強い思いがありました。
この混沌とした状況から抜け出るぞ!と。
まず頭にあったのは、膨大な荷物のことでした。
前の家への引っ越しは、私の切迫早産の入院中に夫が仕切ってくれました。
といっても、多忙な夫が一人でやることです。
本当なら二人で持っていく荷物を吟味する予定が、そういう余裕は一切なし。
要するに、ゴミも不要物も丸ごと持ち込むことになしました。
さらに、家具も開梱した荷物の配置も彼の裁量で。
まぁ普通なら、それを私がやりやすいように、配置換えしていけばいいことなんですが、
私が家に戻ってきたときは、NICU帰りの双子連れでした。
二人を生かすのに必死で、家の云々なんてかまってられないのが実情。
そんなわけで、ゴミも含む大量の荷物の中で生活がスタートし、
さらに、なんでも2つずつ増える双子のものが加速度的に加わって、
収納の少ない前の家は、いつも雑然としていました。
それがいやでいやで仕方ないのに、整理や処分する余裕のない毎日。
それと比例するように、脂肪がついてどこか空虚な自分。
引っ越しを決めたとき、あらゆることと決別するいいチャンスだと思いました。
まずは荷物。もう徹底的に捨てました。
開かずの押し入れ、引き出しから出てくる不要物、過去の書類。
初めての双子育児、わからないことだらけの障害児育児に、
トライアルで買った物がたくさん。
そして、ポリシーなく買った家具や電化製品。
最後に実家母に泣かれてまでも押し通したのが、嫁入りダンス2竿。
もう非情なまでの捨てっぷりでした。
引っ越し後は、収納の増えた新しい家に少し足りないくらいの荷物がおさまり、
さんざん悩んでそろえた、ホテルライクな家具やインテリアに囲まれて
私は心底、すっきりした気持ちでした。
もう二度と、あの混沌には戻らない!
私は毎日、そう強く誓い、維持のための努力を続けました。
要するに、整理・整頓魔。掃除魔。
ずぼらで片付け下手、そして育児で時間がないと嘆いていたころとは別人の私です。
まぁ、本質はすぐに変われませんから、努力が必要でしたし脱線もたびたびありましたが、
「後戻りしたくない」という気持ちは、軌道修正できるほど強く、、、。
実はこのココロの変化が、ー7kgへの序章だったのです。
続く。