さて、オーガナイズ夜明け前のダイエット回想録の続きです。
妊娠した私はものすごく禁欲的でした。
「妊婦は太ってはいけない。ましてや双子だから」と固く信じていて、
炭水化物を押さえた和食をほんのちょっぴりだけ。
結局は8ヶ月に入る前に出産してしまうのですが、体重はたったの4kg贈。
出産1ヶ月後には、出産前の体重にするっと戻っていました。
妊娠・出産で太らなかったんだから大丈夫。
以後は維持できると高をくくっていた私でしたが、、、、それは大間違い!
その後、1年に1kg、後半は1年に2kgずつ増え、出産後7年目には
約8Kgの増加!!
信じられない、信じたくない増加ぶり。
始まりは、しっちゃかめっちゃかの双子育児。
すべてが2倍の育児は、昼も夜もなく、自分の食事や睡眠なんて全く確保できない。
最初はやせ細りました。
しかし、だんだん知恵がつく。
食べ物は、ちょっとでも余裕のあるときに食べておく。
そのためには、ちょこちょこっとつまめる物がいい。
おにぎり、菓子パン、おまんじゅう、スナック菓子、そんなものを常備するように。
それまで「緑黄色野菜+納豆」が主食だった私には、満足できない内容だけれど、
調理する時間がないのだから、四の五の言ってられない。
ところが、私は知らなかったのだけれど、白砂糖って中毒性があるんです。
繰り返し食べている「甘い系」「炭水化物系」の食事によって、脳は常に
それらの食事を欲するようになりました。
育児が少し落ち着いた3才の頃、増えてきた体重を減らそうとした時期がありました。
でも、節制が効かない。
あれほど、太る食事を嫌い、カロリーや栄養のことを熟知していた私が、
やめようと思う食材を断ち切ることができないのです。
今思えば、あれは糖分の中毒性だったのでしょうね。
鏡に映る自分が、どんどん醜くなっていく。
しかも今の自分の仕事は育児オンリー。
子育てでバタバタして、おしゃれをしていく場所も必要もない。
私はだんだん、体重計にも乗らなくなっていきました。
そのうち怖くて乗れなくなってしまい、年に1回、人間ドックの時に、
「やっぱり増えてた!」と落ち込むのがお約束に。
鏡は御法度。
洋服を選ぶのも買うのもただ苦痛なだけ。
写真には極力写らない。
こうなると、悪循環のスパイラル極まれりです。
痩せられないストレスで食べる。
食べるからまた太る、醜くなる。
余計にストレスがたまって、さらに食べる。
あれほど、体重維持にこだわっていた私が、この事態に陥ることが
信じられませんでした。
でもこれは現実。
「8Kg増」という数字は、もうどうやても太刀打ちできない数字として
私をがんじがらめにしていました。
それが2年前の私。