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こんな前置き がありまして。
水曜日のプールの時間が刻々と近づいてきました。
ママ~。。。なんか、お腹痛いねん。
あ~、昨日、冷たいもん食べ過ぎたからな。
トイレにいットイレ。
ママ~。。。あんな~。。足の裏のこの辺がイタイねん。見て~。
あ~、、何もないわ。大丈夫やで。気のせい気のせい。
そうこうしているうちに。。。
ピンポーン♪
約束通り、お友達が迎えに来てくれました。
すでに泣いてます。むすっこ。
ハイ!行ってらっしゃい!!
ママ~。。下までついてきて~。
よっしゃ、下までやで。
マンション下では、お友達のママも待っていてくれました。
マンション前で、むすっこ、シクシク泣いて、プールの嫌さ加減を訴えます。
お友達が
「水着がなくなったから、職員室に一緒についてきて。」
とむすっこにお願いしました。
「いやや~ (泣) 先に帰るーーー!!」
ちゃうちゃう、学校に着いたら、着替える前に、先に職員室に行くねん。
「職員室に行くのん、イヤヤ~ 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
毎日、ピンポンして迎えに来てくれている友達の頼みごとに、この返事。
たいがい薄情なオトコです。
どんだけ、イヤやねん。って感じです。
泣いて泣いて、出発できません。
お友達のママが
「あんな。今、休んでたらな、2年生になっても、ステップ1のまんまでな、
1年生と泳がなあかんねんで。それは、ちょっとイヤやろ??」
この一言が、むすっこの、負けず嫌い魂にポっと火を灯しました。
目つきは一瞬変わったけど、泣いてます。
「早く行かないと、お友達も遅れてしまうから、早く行き。」
私の口調はキツ目で、突き放します。
むすっこは、
動き出せません。泣いて訴えます。
マンション前で立ち往生です。
お友達のママが、
「途中まで一緒に行くから、出発しよ。」 と、優しく 言ってくれて、
一緒に歩き始めてくれました。
私が行くよりも、お任せした方がいいと思い、
感謝しながら後姿を見送りました。
泣きながら歩くむすっこの後ろ姿。
せつなくなります。
でも、ここは、むすっこが一歩前進するとき。
私は、突き放す時。
3人が曲がるまで、木陰に隠れて見守りました。
つづく。