私が毎月学んでいる、
九星気学の師匠 藤井康夫監修の
今月の運勢を毎月アップしていこうと思います。
参考にしていただければ幸いです。
2010年10月の運勢です。
旧暦になりますので10月9日~11月8日までの運勢になります。
●天の気・十干は【丙(ひのえ)/火性・陽】。
丙は人が一陽(目標・夢・希望)に向かって手を伸ばす姿を表していて、
あきらめずに手を伸ばせば必ずつかめることを教えている。
願いを持って歩き始めても結果が出るには時間がかかるし、
その間、いかに自分の心と対峙して、不安をメンターに吐けるかどうか。
そうやって心の処理をしながら、まったく先の見えない真っ暗闇の状況で
心に一陽を作り出せるかどうかがカギとなる。
●地の気・十二支は【戌(いぬ)/土性・陽】。
戌月は季節(秋)と季節(冬)の間の土用を担当する月である。
「戌」は落葉樹の葉が秋を過ぎてほとんど落ちてしまい、
最後の一枚だけが木の枝に残っているという寂しい姿を表している。
今月は心の持ち方一つで「茂」となるか「滅」となるか、どちらか二極に分かれることを示しており、
次のサイクルを目指して自分の中の余分なもの(弱点・欠点)をそぎ落とし、
捨てる者は次の種や希望がやどり、やがて「茂」となる。
一方、自分の弱点をかえり見ず改めない者は、争いの種となる。
弱点・欠点とは何か。それは古い問題で、長く尾を引いてきたもの。
家族や周囲からずっと指摘されてきたにもかかわらず直らず、改まらず、
気になりながらも見ないようにしてきた悪しき習慣である。
その習慣に気づき、滅すると決心した心が種となって固まっていく。
人が変わろうとするとき、必ず心が逆らい、ついできることだけやって逃げてしまいがちだが、
これまで地道に学び、逆らう心に逆らうための力を身につけてきた者は、
逃げずに歩くことで大改革できるし、見えなかったものが見えてくる。
●人の気は【三碧木星(さんぺきもくせい)/木性・陽】。
東の一白水星に暗剣殺がかかるため、うまい話や儲け話に飛び乗ると詐欺の被害に遭う可能性があるから注意したい。
今月、経済活動のスタートは自重したいし、思うような回収も期待できない代わりに、
自分の心作りをしっかりやること。
金がないことにとらわれたり、不足・不満の心で今やっていることをあきらめたくなったら五黄殺。
一方、その不足・不満の心があるから……生かしてもらっていることに感謝のない自分だから、
それに見合った今の苦しい人生なんだと自己を認知し、
そんな自分に気づかせてくれるためにすべての不足や不満があると気づけたら大吉。
すべての不足は「必要があって、ない」とわかり、そんな自己を変えようと決心して歩けば楽しくなるし、
いずれ目標に手が届く。何かやめたくなったり、しんどいときは食事や飲みに行き、
仲間の中に身を置くと励ましてもらえるし、楽しくなる。
一白水星
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)
50点。9月あたりに準備が始まった一白は運が強いが、運の悪い一白は自分にとらわれたまま、闇の中となる。決心が足りないと闇、決心が伴うと始まりとなる。本宮に八白が同会し、何か変化が起きてのスタートとなるが、必ずコーチもしくはメンター、引率者がいるはずだから、一つ一つうかがいを立て、主観を捨てながら進めたい。思い込みが強く、すぐ妄想で動いてしまいがちな一白だけに、見切り発車とならないよう十分注意すること。足を引っ掛けながら、止まりながら進めよう。すると声がよく出るし、よくしゃべるようになり、調和が取れるようになる。
ニ黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。運気は強いが、強いときのほうが下がって感じるのが二黒の特徴。足りないことや苦手なことなど、マイナスばかりに目が行くが、それはまさに気のせいである。そうやって苦手を理由にこれまで回避してきた問題にもう一度チャレンジすることでポテンシャル(潜在能力)が引き出されるから、積極的に前に出て声を出し、トラウマやコンプレックスを乗り越えていこう。足元ばかりを見て遠くを見るのが苦手な二黒だが、遠くを見れば足元は自ずと開けること(開近顕遠)を今月は学びたい。するとビジョンを持って人に触れることができるようになるし、自分の代わりに動いてくれる人や代弁者が出てくる。
三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)
70点。運気は強いが、三碧は自分のペースで歩きたい星だけに、周囲とのギャップを感じたり、自分で勝手な解釈をしたりして損をすることが多い。また三碧は気遣いのうまい星でもあるが、今月は周囲の期待に自分が追いつかず、感覚的に流してしまいがちだから、そこは面倒でも、必ず止まって再確認すること。そうすることで本来の三碧らしいペースに持っていけるし、見えなかったものが見えるようになる。一方、思い込みのまま流れに飛び乗って見切り発車すると周囲との調和が取れずに空回りし、腐って暗くなるから要注意。自分の足で一歩ずつ歩くこと。あきらめずに何度でもやり直すことは大吉。
四緑木星
(S17、26、35、44、53、62、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。今月の四緑は人のため、誰かのために地味で地道な役割が回ってくる。誰かが認めてくれるならやるけれど、評価してくれないならすぐやめてしまいたくなる四緑が、今月はどれだけ地味にやれるかがポイントになる。竹を割ったようなさっぱりしたキャラクターの四緑だけに、敵半分・味方半分に分かれることが多い。地道に歩けばどんどん元気が出てきて、やがて必ずトンネルの出口が見えるし、そこには自分についてきてくれる人がたくさんいることを知る。好き嫌いの多い四緑が、どこまで合わないものに合わせられるかがカギ。
五黄土星
(S16、25、34、43、52、61、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)
20点。今月は過ごしやすい五黄と過ごしにくい五黄がいる。今月は動かなくていい月だが、動きたい五黄や口数の多い五黄はつらいし、ドツボにはまりやすいから気をつけたい。とくに言葉の失敗には注意したいところだが、西に廻座してつい口から出てしまう。家族や仲間を下げるような発言は避けたいが、調子に乗って余計なことを言ってしまう。とくに女性の場合、主人を立ててうだつを上げるのは妻の力であることを知っておきたい。余計なことを言わずに、気づいたことは自分でやる。やってほしいことはお願いする。口を慎めば、自分の代わりに動いてくれる人はたくさんいることに気づきたい。
六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)
40点。個性的で気が短く、なかなか変化しづらい六白金星。今月は色んなことが形になりにくく、待っていても結果が出ないことについ腹を立ててしまうが、何事も結果が出るには時間がかかることを学びたい。そうやって心の調和を取り、「大丈夫よ」と言えるのは、必ず良い結果が出るし人も成長すると知り、期待して待っているからこそで、逆に人を当てにし、依存している間はどうしても相手に対して腹を立ててしまう。なかなか変われない六白が、今月心の調和が取れたら大したもので、地道に歩くことができるようになるし、人をほめて喜ばせられるようになる。
七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)
50点。今月の七赤は過去を乗り越えるチャンス。南の気を受けて、ものがよく見えるし、それが相手の心にヒットするが、それは決して自分の力ではないことを知っておきたい。すべての責任は自分にあると腹をくくり、未来に向かって歩くと決めること。逃げたいものがある人は、見えることが逃げ場所になってしまうが、見えることは今必要な役割でしかない。瞬間湯沸かし器のようで、いったん怒りに火がつくと許せないという思いが強い七赤だが、そんな自分や過去を乗り越えるチャンス。これまで学んできたものを熟読したり、お経を読み砕くには良い月。
八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)
50点。今月の八白は、これまで逃げてきた過去を乗り越えるチャンスで、自分でも「ここが弱い」と知っている部分。今月は動かないこと、使い回されることが大事で、北に廻座しノルマがかかって、自分のことも自分以外のことも含めてかなり忙しい。そんな中で、自ら進んで動かず、周囲の期待に応えようと意識し、できない自分を必要としてくれている世の中に感謝できれば収入つながる。従順な割に臆病な八白はなかなか従順になれず、勝手な思い込みで勝手なことを言い始める。「やれと言われたからやっています」と手のひらを返すのは早いが、それは悪知恵でしかない。今月はそこを乗り越えたい。
九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)
70点。調子に乗らず、しっかり準備したい今月の九紫火星。これまでの課題をクリアできたかどうかを、ここでもう一度見直そう。前に出たい、飛び出したい自分の弱点を、周囲に指摘してもらうことができたら弱点を埋めることができるから、その指摘はどこまでもありがたい。その周囲の指摘を感謝の心で聞き入れることができるかどうか。ブースターに火がついたら飛び出てしまうし、飛び出したら毒しか吐かない九紫が、どこまで止まって落ち着いて、自分を省みることができるか。それができたら、今月は合格。
監修/藤井 康夫