12月の運勢全体編です。
◆ 天の気(宇宙全体のエネルギー)は
【戊(つちのえ・土性・陽)】で、12月は茂るものと滅するものがある。
新商品が発表・発売されたり、これまでこの世になかったような新技術や新発見があったり、
異業種がくっつくことでまったく新しいものが生まれていくが、
これらはすべて来年2011年の天の気【辛(かのと・金性・陰)】の影響を受けて姿を現してくる。
そうやって新しいものが茂る一方で、滅していくモノや滅していく人生があり、これらは完全に二極化していく。
今年2010年の天の気【庚(かのえ・金性・陽)】に従って、これまでを改め、
改正・改善・改革を進めてきた企業や個人は好調だし景気が良いはずだけれど、
そうでなければかなりきつい師走となる。
新しい時代に合わせて自分の人生を切り開いていきたいなら心を作り直すしかないが、
それもここ2~3年が勝負となる。
だから今月は未来に向けて明確なビジョンを持ち、あきらめず目標に手を伸ばそう。
そうやって伸ばした枝葉はしっかり茂り、やがて花が咲き実となる。
◆地の気(地球のエネルギー)
【子(ね・水性・陽)】で、「了(おわって)」「一(はじまる)」の意味を持つ。
大黒字の企業・個人はきちんと終わらせるべきものを終わらせてあるから、
何か新しい始まりがあって、それが今後の発展の兆しとなる。
一方、大赤字の企業・個人は終わらせるべきものを終えていないから、
闇の中で何が問題なのかまったくわからない。
とはいえ一筋の希望の光(抜け道)はあるから、
まずはこれまで見ないようにしてきたものをいったん全部テーブルに上げてみよう。
そして、何を終わらせるのか(整理・清算・精算)を決めて、
始めるものがあればその結果は気を長くして待つこと。
天道のかかっている【辰】には「長い」という意味があるからすぐに形にはならないし、
焦れば焦るほど物事が裏目に出てしまう。
うまくいかない原因はすべて自分の中(心の中)にあるのだから、
いったい自分の何が問題なのか、自己を認知し「新しい自分を作ろう!」と決心できれば、
必ず希望の光をつかむことができる。
三合のかかる【申】は雷をあらわしているので、
やると決めたことは周囲からとやかく言われても自分の決心をつらぬきたい。
また家族や仲間に声をかけたり、褒めて盛り上げることを心がけるのは大吉。
◆人の気(生命のエネルギー)
【一白水星(いっぱくすいせい・水性・陽)】で、「万初(ばんしょ)」、これも「終わって始まる」の意味を持つ。
真っ暗闇の中で遠くに目標を持ち、手を伸ばすことで心を練磨していける月だ。
目標に手を伸ばすためには不必要なもの……見栄・プライド・下手なこだわりを捨てること。
また断腸の思いではあるが、馴れ合いとなっているような人間関係を整理し、
距離を置くことで見えてくるものがたくさんあることを学びたい。
未来に向けて強い決心を持ち、人に声をかけて楽しみながら歩き、
自分を超えた人たちとどんどん関わっていこう。
すると「自分」というものを知り、柔軟性や身の軽さが身につくし、たくさんの良い出会いに恵まれる。
一方、未来に不安が見えるようなら決心が鈍り、必要なものが離れていくし、
争いごとが起きたり、これまでの古い習慣を繰り返したりすることになるから注意すること。
次は、各星別の12月の運勢をお届けします。
(監修/藤井康夫)