今回は効率と効果について書きたいと思います。
生徒から「効率の良い勉強方法を知りたい」という相談をよく受けます。
しかし、「効果のある勉強方法を知りたい」という相談はあまり受けません。
ちなみに、生徒が使う「効率よく勉強したい」は、言い換えると「楽をして成績を上げたい」という意図で使う場合が多いです。
「効率の良い勉強」と「効果のある勉強」の違いを極端に言うと、
学校のワーク提出を例に書きます。
1.「答えを見てワークを終わらせる」→ 効率がよい。
2.「自力で解き、わからない問題は参考書や教科書を見て解く」→効果がある。
解答を見て提出することは、効率がよい反面、効果があるかというと微妙です。
逆に、ワーク提出には期日があるので、わからない問題に時間をかける過ぎると、
期日に間に合わなくなります。
最も効率よく効果が上がるのは、わからない問題はすぐに解答を見て、
解答通りに1度書いて理解しようと考える。
次に解答を見ないで再度、解いてみる。かと思います。
途中式を書かない生徒の多くは、式を書くことが非効率だと考えています。
九九くらいは、暗算でも良いかと思いますが 二桁×二桁をかたくなに暗算で行い、
むしろ時間がかかることがあります。
実は効率的だと考えていることが非効率であり、計算ミスがあれば効果も期待できません。
次回続きます・・・・