ここスタディは、子供の「国語力」に注目し、国語力の強化に力を入れている塾です。
本日は国語を指導しているときに感じることを書きたいと思います。
小学生の国語を指導している先生に多いのが、
中学受験の国語教材を指導すると、「続きの話が気になり文庫本を買ってしまう。」
中学受験を取り扱っている国語教材の小説は、非常に面白く続きが気になります。
また、男女の恋愛が出てきた際は、恋愛をしたことがないのに心情描写理解できるのかな?などの、親心的な感想を持つことがあります。
中学生の国語では、中2の教科書に戦争時の話で「夏の葬列」という小説が載っています。まだ読んだことのない方は読んで欲しいと思います。あまりお勧めはしません・・・個人的に、これを中学生に読ませて考えさせる意味が理解できません。同じ教科書に重松清の「タオル」が掲載されています。こちらも人の「生き死に」のお話ですが、「タオル」は 中学生に読ませるには良い題材だなと思っています。
「夏の葬列」ですが、電車に乗っていた時、ある駅で乗ってきた学生らしき人が友達に、今日のバイトで「中2の国語でさぁ『夏の葬列』というのを教えたんだよ。ありえない話なんだよね。」といろいろと力説していました。
これを隣りで聞いていたのですが、この子達は塾でバイトしている子だなと思い、『そうなんだよな。この話は中学生にはキツイよな・・・』と心の中で思っていました。
本を読む子、本が好きな子は、本から色々な知識を吸収します。興味のあることであったり、雑学かもしれません。知識を得るためにも国語が好きになって欲しいと考えています。