おはようございます。

 

昨日の午後・・・

義姉がお花を持ってきてくれました。

 

 

昨日が初七日かぁ~

母が亡くなってからもう1週間が過ぎたのですね。

 

 

6月16日(火)

 

午後から母の顔を見に行きました。

 

ちょうどリネン交換が終わったところで、母は珍しく目を開けていました。

 

「おかあさん。COCOだよ~!わかる??」

 

と、声をかけたのですが、

 

何も言わずに目を閉じて、そのまま眠ってしまいました。

 

わたしのこと・・・わからないのかなぁ?

 

 

こまめに体を拭いていただいたり、着替えやリネン交換をしていただいているようで、

毎日違うパジャマを着ています。

いつ顔を見に行っても、身ぎれいでこざっぱりとした雰囲気の母・・・

本当によくしていただいているのだろうと、頭が下がる思いです。

 

今日の母の部屋には、ポールモーリアのCDが流れています。

冷房で体が冷え切ってしまうといけないから・・・

と気遣って下さり、少し開けた部屋の窓から入る風がさわやかです。

 

毎日、苦しい思いをしたりすることもなく過ごしているようで、

とっても痩せてしまったけれど、穏やかな顔をして寝ています。

  

                                (母の部屋から、兄に送ったLINE)

 

 

母のベッドサイドの椅子に腰かけて、しばらく母の寝顔を見ていました。

 

そういえば・・・

母と最後に話をしたのはいつだっただろう?

 

ああ・・・

新型コロナウイルスの影響で、3月1日から面会禁止になる直前。

 

あれは2月28日だったかな?

 

もう面会禁止になって3か月以上になるんだ。

 

訪問美容の方がいらしてくださって、

こちらの施設(特養)に入居してから初めて髪を染めた日だった。

片手に手鏡をもって、あずき色に染まった髪に満足そうな顔をしていたっけ。

左手の親指と人差し指で〇を作って、「Good」って仕草をしていた。


最後のことばは、

別れ際の「ありがとう」だった。

 

あの時、美容師さんが、

「次回のために~」と写真を撮ってくださったけれど、

新型コロナウイルスの影響で、(2ヶ月に一度お願いしていた)4月の訪問美容はお休みになってしまったから、

あれが最後に、なってしまった。

 

 

日曜日に看護師さんから、

「こちらを出るときに着せる服を~」といわれて(その時のお話は、こちら↓)

 

 

 

その日のうちに旦那さんと一緒に新しい寝間着を買いに行きました。

 

きれいなパジャマがたくさん売っていたけれど、

沢山迷った末、

白地に藍色で桔梗の花が描かれた「浴衣」を選びました。

 

わたしが子供の頃、

学校から帰宅すると病弱な母は横になっていることが多く、布団の中から

「おかえり~」と、わたしを迎えてくれたっけ…

 

わたしの記憶の中の母は、いつも白地に藍色の浴衣を着ている。

 

そして・・・

思い起こせば、わたしの大事な行事に出席する時

母はいつも和服を着ていました。

 

 

母の最期も、母の好きだった和服で送ってあげたいと思いました。

 

 

母の病室で30分ほど過ごした後に、施設(特養)を後にしました。

 

母の髪を撫でながら、

 

「おかあさん、また来るからね~!」

 

と話して、ごくごく普通に施設(特養)を後にしました。

 

 

今生の別れになるなんて思わなかったから・・・