おはようございます

 

昨日、母が特養に入居した際の「入居手続き」のお話・・・

 

介護課の担当者(施設見学・実調の時にお世話になった女性の方)が

施設についての説明・契約の担当をしてくださいました。

 

 ① 重要事項説明書

 ② 契約書

 ③ 個人情報使用同意書

 

に沿って、説明をしていただいて押印・・・

 

そして、介護保険・健康保険関係の書類などを預けて「預り書」を発行していただきました。

 

預けたのは・・・

 

 ① 健康保険証(後期高齢者)

 ② 介護保険被保険者証

 ③ 介護保険負担割合証

 ④ 介護保険負担限度額認定証

 ⑤ 障害者手帳

 ⑥ 印鑑(三文判)

 

この辺は、「住宅型有料老人ホーム」に入居した時とほぼ同じ。

1年の間に、似たような手続きを2回もすることになるとは思わなかった。(^^ゞ

 

特養に住所変更をすれば、

健康保険・介護保険の手続きは特養で代行していただけるようですが、

以前、母の住所変更に関するお話をこちらのブログにUPしたときに(⇒こちら

みなさんからいただいたコメントを参考にしながら旦那さんと相談した結果、

住所変更に伴ってしなければならない諸々のこと

(銀行の住所変更が一番のネック)を考えて、住所はK市に置いたままにすることにしました。

 

あ!住民票って転居したら転居先に移さないといけないんじゃないの?

って・・・思われる方もいらっしゃるかと思いますが、

【介護保険住所地特例制度】というものがあるので問題ないそうです。

 

「介護保険住所地特例制度」とは・・・

 

介護保険は

住所地である区市町村の被保険者(介護保険の対象者)となることが原則ですが、

被保険者が住所地以外の区市町村に所在する介護保険施設等に入所等した場合、

住所を移す前の区市町村が

引き続き保険者(介護保険の運用主体である自治体)となる特例措置。

介護保険の施設入所者を一律に施設所在地の区市町村の被保険者としてしまうと、

介護保険施設が集中して建設されている区市町村の介護保険給付が増加し、

財政上の不均衡が生じます。

こういった状態を解消するために設けられたのが「住所地特例」の制度。

 

対象となる施設は・・・

  1. 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) 

  2. 介護老人保健施設 

  3. 介護療養型医療施設 

  4. 介護医療院 

  5. 有料老人ホーム  

など(詳しくは各自治体のHPなどで確認してください)

 

 

施設の通常のサービス以外のオプションサービス(?)についての打ち合わせもありました。

 

① 訪問歯科診療(1回1000円~1500円程度)

② 訪問美容(カットのみ1回1500円程度)

    ※ カット&カラーの場合は、

     別の美容師さんに特別にお願いするので10000円くらいになるそうです。

 

母は上下とも義歯なのですが、合計4本自分の歯が残っているので、

月1回の訪問歯科診療をお願いしました。

 

訪問美容は、本人が白髪(グレーヘヤー)を嫌がるので、前の施設に入居していた時同様

隔月(偶数月)にカット&カラーを・・・

 

 

そして・・・

最後にこれが一番悩ましかったのですが・・・

 

「医療に関するご家族確認事項」というものがありました。

 医療機関受診時や救急搬送時本人、家族の希望を伝えるための書類。

 緊急時、家族に連絡が取れない場合や入院治療の必要の判断時に参考にする書類。

 (後日変更可)

 

内容は・・・

 

① 病気(発熱や体調不良時)入院について。

   ・入院し検査・治療を希望します(肺炎・心不全など/既往歴などによる)

   ・施設内で対応できる範囲を望む(医師の判断による、服薬・体温管理) 

   ※酸素・点滴が常時必要な場合は入院となる。

 

② 老衰と医師が判断した場合の治療の希望の有無

  ・希望します  食事摂取不可⇒点滴or経管栄養(経鼻・胃ろう)

  ・希望しません (血圧低下・呼吸状態など。状況により施設対応での看取り)

 

③ 急変による救急搬送時(家族に連絡が取れず、至急に判断が必要な場合)

  ・救急搬送の希望の有無(施設での医療行為の対応はできません)

  ・救急搬送をした場合、積極的な延命措置の希望の有無

 

 

特養は要介護度が高い高齢者の入居が前提なので、

こういう細かいことの確認が必要なのでしょう。

 

こういうことは、「本人の意思(希望)」が一番大事なのでしょうが、

特養に入居当日・・・

おそらく不安でいっぱいの母に「延命治療の希望の有無」なんてわたしには聞けませんでした。

たぶん、担当の方も母の気持ちに配慮してくださったのか、

母が席を外してからこの書類についての話がありました。

 

「医療に関する確認事項」は、旦那さんと相談して記入してきましたが、

後日、兄夫婦と話し合いをして、(必要があれば)早めに変更をしようと思います。

 

 

「老衰時」や「緊急時」にどんなふうに対応してもらいたいかって、

今まで、きちんと話し合いをしていませんでした。

 

もう83才なのだし、心臓の大きな手術を経て、要介護度が進んだという経緯を考えたら

こういうことは事前に話し合っておく必要があったのかもしれません。

 

書類を見せられた時に、

こんなことまで「確認」するんだって思いましたが、

特養は「終の棲家」になる可能性が高いわけですから

当然「看取り」の話にもなりますよね・・・

 

 

車いすのクッション&背もたれのことが気になって、

夕方改めて母のところに行ってみたら、スヤスヤと寝息を立てて寝ていました。

肉体的&精神的にかなり疲れているのでしょう。

って・・・

こんな時間(17時ごろ)にスヤスヤ寝ちゃって、大丈夫だったのかな?(苦笑)