ババヌキと、ベベちゃんの脳症後遺症とその評価を受けた時の話

昨日は、もぐ姉ちゃんにつられて早起きしたベベちゃんと、朝８時過ぎからババヌキ

ベベちゃんのお気に入りがババヌキで

鳩君はベベちゃんに忖度して自分がババ引いて負ける様にしているけれど、私は毎日ババヌキのお相手してるんでね、そんな忖度してたら面白くない。

ババを引かない様に全集中だし、万が一私がババを引いちゃったら、何とかしてベベちゃんにババを引かせようと、心理戦を繰り広げるんです。

私に負けてキレるベベちゃん

あぁオモロい

１０月末に、薬剤の影響で脳症を起こして

ICUに入っていたベベちゃん

『脳神経は元には戻らなかった。それによって何らかの後遺症があるかも知れないし、無いかも知れない。』

って脳神経外科の先生に言われたんですよね。

『今の時点で親として何が出来るのか？』

と聞いてみたら、

『ベベちゃんは元々のご病気も難しいから、健やかに暮らせる様にしてあげれば…』

とも言われちゃって

実際、日頃から接していて後遺症を感じることがあるのかと言うと、脳症後から気になっているのは、ベベちゃんの記憶について。

同じ事を何度も聞く事が多々あるんです。

でもそれが、わからないから何度も聞くのか、

ただ気になるから何度も聞くのかはわからない。

しかもそれが、５歳児さんなら当たり前の事なのか、ベベちゃんが脳症前もそんな感じだったのかも… わからないし覚えていない

後遺症の評価をするテストってのも受けていて… 

あれは１１月中旬だったかな？ST（言語聴覚士）の先生がお二人やって来て、何とかスケールと言うのを使ってやったんですけどね。それの設問のひどい事と言ったら

例えば、

『それは空から降って来て、時に物を濡らします』

みたいな、実に抽象的な説明で。

答えは『雨』な訳ですけど。

それを聞いて答えなきゃいけないんです

全てが全てそんな言い回しで。

先生が持っている分厚い本を見て直ぐにピンと来ました。そのスケールって、英語で作られてて、それを訳してるんでしょ！？てね。

『それは南国の食べ物で、細長くて皮を剥いて食べます。』

って問題の時は、５歳児さんは答えられなくて泣いてましたそりゃそうですよ、普通に、

『ベベちゃんが良く食べる、黄色くて長い、皮を剥いて食べる、甘い果物な〜んだ？』

とか、ベベちゃんに合わせた設問ならわかるけど、南国の食べ物ってどこの５歳児がわかるんだ？

で、結局そのスケール評価では、ベベちゃんは小学校高学年くらいまでの語彙力があると言う評価で、その後特にリハビリを受けられる事も無く、母とのやり取りの中で色々取り戻して行く訳なんですけど…

そうそう思い出した

そのベベちゃんの、今後を決める大事な評価をしているって言うのに、日帰り入院で向かいのスペースに居る外国人ママが、大きな声で母国語で電話してたんですよ。病室通話禁止なのに

STの先生の質問がちゃんと聞こえなきゃちゃんと答えられなくて、ベベちゃんの評価がどうにかなっちゃうじゃん！？と、ちょっとキレた母なおここ。

先生達のお話を中断して頂いて、カーテン開けて英語で物申しておきました、キレ気味にお相手は英語圏の方では無かったけれど、私の切れ方に引いておられて、早速静かになりまして

先生達は、

『お母さん英語流暢！すご〜い』

って

そこ！？

そんな所で英語が役に立つなんて思いもしませんでしたが久しぶりでもいざとなると出てくるんだなと… そんな特記事項もあったので、記しておきました。

そんなこんな…

一般評価では問題なかったベベちゃんだけれど、将来的に『抽象的思考』について何らかの問題が出るかも？とも言われているので、まぁ… 記憶の問題と共に、一応気に留めておかなければなとは思っています。

しかしこの病で、まさか脳症まで起こすなんて…

そんなレアなケースに引っかかるなんてね

ベベちゃんが脳症を起こした時の事は、

今思い出しても恐ろしくて

泣き出しそうなんですけど…

記録の為に、忘れない内に改めて記して

おきたいとは思うんですよね。

私は17歳の時に、脳内出血で倒れた父タケッシーとICUで対面していて、脳にダメージを受けると人がどんな感じになるのかわかっていたから、ICUで脳症発作直後のベベちゃんに会った時、それなりに冷静に対応出来たけど…

あれ、本当に恐ろしくてキツいです。

脳が全てを司っているんですねって

よく分かります。

ICUで対面したベベちゃんは、

視線も定まらずどこか見つめちゃって… 

『てととーてととー』ってずっと呟いていました。

先日ベベちゃんのリクエストでやってみた聴音⇩

ベベちゃんが脳症でダメージを受けたのは左脳後頭部。音楽は右脳が司っているからか、絶対音感とかピアノ演奏の記憶には変化無し