前回の箕面の大滝の続きです
明治の森箕面国定公園の玄関口にある
YUZUYAカフェさんのトランクランチ
が食べたくて
お店の前で順番待ちしてる間に
滝の前で食べるはずだった
大切な紅葉の天ぷらを
完食してしまいました
以前も買ったことのある駅近くのお店で、
割れ等が入っているお試しサイズが
一袋だけ残っててちょうどいいかなと思って
買ったのですが、滝まではもたなかった
大阪では有名な「紅葉の天ぷら」ですが、
全国的には珍しいですよね
私も大阪に来るまで知りませんでした
名前の通り、なんと紅葉の葉に
衣を漬けて揚げているのです
しかも箕面では大滝までの道の
あちこちの店先で
この光景を目にします。
昔から変わらない箕面の風物詩
ただ、この業界も例外ではなく
後継者問題があるそうです。
私が頂いたお店はお嫁さんが
後を継がれるそう(よかった)ですが、
".手間暇のかかるお仕事".で
若い人の成り手がなかなかいないそうです
そうなんです
紅葉の天ぷらと言っても
その辺の紅葉を取って
そのまま揚げるわけではなくて、
とっても時間をかけて
ひとつひとつ手作業で作られています。
ちなみに、
紅葉が真っ盛りの11月中旬〜12月初旬に
収穫される
天ぷらになるこのもみじは
一行寺楓という種類の木で、
箕面の山に自生している
いろはもみじではありません
収穫後丁寧に水洗いをし、
その後すぐに塩漬けして
変色を防ぎます。
しっかりアクや葉脈をきれいに取らなければ
美味しいもみじの天ぷらは
出来ないそうです。
保存のため1年塩漬けし、
きれいな葉を選別し、
水に漬けてしっかり塩抜きをします。
葉の選別の段階で
2〜3割が使えなくなるそうです。
衣は、小麦粉・水・砂糖・ゴマと
とてもシンプルですが、
各店分量は秘伝だそうで、
観光協会さんの記事によると
1枚1枚20分もの時間をかけて
丁寧に手で挙げられているのだそうです。
もみじの葉の形にきれいに揚げるにも
職人の技がいるのだとか。
もみじの天ぷらは
揚げたてももちろん美味しいですが、
油が切れた方が
味が馴染んで美味しいのだそです
久しぶり美味しかったので、
結局帰りに
お家のお土産用にも一袋買って
帰りました。これで500円位
菜種油で揚げたもみじの天ぷらは
カリッと香ばしくて、
甘くてとっても美味しい
変わらない懐かしいお味です。
素朴なお菓子ですが、
興味のある方は是非、
箕面にきた記念に
紅葉の中でもみじの天ぷら
食べてみてください
箕面の大滝は
紅葉とコラボした美しい景色が有名です。
箕面公園の公式サイトによると
まだ色づきはじめですが、
昨日も朝晩寒かったので、
一気に紅葉が進むかもしれませんね。
…とは言え、
青紅葉もとてもきれいで
滝までの道にある川床や
寺社もとっても映えます。
ゆっくり歩いて40分程で
ようやく滝に到着
いつもは清流のイメージですが、
前日に降った大雨の影響で
その雨のおかげで
滝は水量が増して大迫力
べンチ付近はロープが張られて
残念ながら近づけなくなっていましたが、
ここからでも十分
見応えあります
連れによると、雨の後の箕面の滝は
いいんですって
滝の目の前にも
先程のYUZUYAさんの
ドリンクのお店が出店されていました。
他にも色々出店があるので、
飲み物や食べ物を買ってお茶しながら
ゆっくり滝を眺めてる方も
沢山いらっしゃったのですが、
川や緑に囲まれたテラス席も素敵ですが、
店内も
レトロな純喫茶の雰囲気で
とっても素敵
ウインナーコーヒーを頂いて
身体も心も温めて、
学生時代に食べてた様な
昔懐かしい雰囲気のお店で、
お父さんとお母さんが仲良く
お好み焼きを作ってるほんわかした雰囲気も
ほっこりできて、
甘いソースの焼きそばが好きなんです。
今年も無事来られてよかったです
因みに、もみじの天ぷらの
一行寺楓は
挙状に5〜9裂に裂けているそうですが、
9裂の葉は珍しいそうで、
天ぷらの中に入っていたら、
ラッキーみたいです
私のは…
残念ながら1つ足りませんでした(笑)
本日も最後までお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。