先日のブログ、京都にある
「Assemblages Kakimoto」さんの
カウンターで頂いた
「フューチャーミュージアム」
垣本シェフがワールドマスターズ国内予選で
優勝を飾った渾身のスペシャリテを頂いて、
近くの人気のお蕎麦屋さんへ立ち寄った
お話をしましたが、
その後はいよいよ…
楽しみにしていた
南座の夜の部へ
2015年に中村獅童さんにより
この南座で初演が行われた
「あらしのよるに」
今年は絵本出版されて30周年
の節目の年だそうです
絵本やアニメでご覧になられて
お話はご存知の方も多いかもしれません。
ヤギと
ヤギのお肉が大好きなオオカミが
嵐の夜に出会ってお友達となったために
巻き起こる試練に立ち向かうお話です。
初演から3年後の
博多座で観劇させていただいた時も
とても楽しかった記憶があり、
再度南座で観劇することに。
ただ、今回本当に色々ついてなくて、
お席を2度程無駄にしてしまった上に、
最終的に2人分足しても
無駄にしたチケットの
1枚分にもならないお席での観劇と
なってしまいました
テンションを上げるために
せめて、幕間は美味しいものを
食べて過ごそうと…
飲み物みたいな感覚
日曜日でもともとおはぎは
お休みの日
15時位だと
他の生菓子もすっかり売切れてましたが、
「へしこ寿司」を頂いてみることに
白さんでは、
お持ち帰りの品を包んでくださる間、
お時間のある方には
目の前でお茶を淹れてくださって、
お店でも販売されているお菓子、
「真朱」と「霜かわら」と一緒に
出してくださいます。
この赤茄子(トマト)にチョコをかけた
真朱が大好き
因みに、「むしやない」とは、
京都の方言のひとつで、
小腹を満たす軽食、
腹の虫を養う程度の食事を指します。
蓋を開けると、へしこ寿司を包んでいる
柿の葉のいい香りがします。
等間隔に配置されていて、
シンプルだけど綺麗なお寿司
こんな立派な柿の葉は初めてです
「へしこ」とは、青魚に塩を振って塩漬けにし、
さらに糠漬けにした福井県若狭地方や
京丹後半島、石川県の郷土料理だそうです。
白さんを手掛ける和久傳さんは、
京丹後料理旅館を礎に
創業150年を迎えた京都の料亭。
丹後産のへしこというのは、
和久傳さんならではですね
手提げにおしぼりとお箸を
ちゃんと2組入れてくださってましたが、
こちらのへしこ寿司は
柿の葉で巻かれているし、
手掴みでいただけてしまいます
そのまま口元にもってくると
かえって葉の香りがよく分かって
より美味しく感じます
残りは翌朝いただきました
涼しい所に置いてあったものの
どうかなぁと思いながら
開けてみたのですが…
とってもきれいな色のまま
全く問題ありませんでした。
因みに、
高温多湿を避け10~15度で保管して
消費期限は2日間だそうです。




今回いただいた「へしこ寿司」と
「麩すし」は
年間を通していただける
「むしやない」ですが、
それぞれの季節感を楽しめるむしやないも
とっても綺麗です
春を感じる山菜の「芽吹き寿司」、
実りの秋が薫る「吹寄せ小筥」