京都の八坂神社の横の道から入っていって
しばらく坂を上がった辺りに
「菊乃井」さんの看板が現れます
菊乃井さんは
ミシュランガイド(京都・大阪2024)でも
三つ星の評価を受ける
京都の有名な料亭さんですが、
本店の入口はこちらからまだ少しだけ先
場所は知ってるけど、
うちの財政状況により
まだ入ったことはありません
菊乃井さんは、
ご先祖様が、代々豊臣秀吉の妻・北政所様が
茶の湯に使った菊水の井を守ってきた茶坊で、
大正元年に料理屋さんとして創業されたお店。
だから「菊乃井」なんですかね
こちらの本店手前にある
閑静な佇まいの建物は、
より多くのお客様に本物の和食を
気軽に味わって頂きたいという思いから
オープンした菊乃井さんのサロン
「無碍山房」
四条の賑やかな大通りから少し入っただけで、
こんなに静かで、
趣のある場所があるなんて…
まるで小旅行にでも来たような気分です
山房をイメージされたモダンな数奇屋建築で
美しい苔の庭を眺めながら、
京都ののんびりとした
非日常の時間が過ごせるというお店。
因みに高島屋さんでも
同じ味を楽しめます
こちらでは、
「時雨弁当(5,500円)」という
月によって器や献立の変わる
ランチもいただけますが、
喫茶メニューがまた美味しそうなんです
お食事は予約できるのですが、
喫茶は予約不可で、
満席の場合は整理券が発券されます。
というわけで…
タッチパネルの指示に従って予約完了
電話番号を入力したら
携帯で呼び出しもしてもらえるみたいですが、
他に待ってる方もみえなかったので、
こちらに座らせていただいて待つことに
八坂さんがすぐ隣なので
携帯登録して待ってる間に参拝という
時間の有効活用もできるので便利
外で待つ方のために蚊取り線香や団扇が
用意されてました。
10分程待って、
お店の方に中に案内されました。
お庭に向かって並んで座る
カウンター席(10席)のスペースが手前にあって、
お庭が見える窓際のお席に
案内してもらいました。
2人掛けテーブルが12席だそうです。
4人で来られたお客様には机をくっつけて
対応されてました。
奥のテーブル席は
半分空いていたので、
満席で座れないというのではなく、
調整されてるのかもしれないですね。
暑いからかき氷って決めて伺いましたが、
メニューを見るとどれも美味しそうで、
やっぱり迷う
私が行った時はもう16:30近かったので、
「昔プリン」が売切れでしたが、
その他はまだあるみたい。
よかった
ちなみに、喫茶は11:30〜17:00(L.O.)で、
時雨弁当は11:30〜13:00最終入店
ランチは予約出来るので、
予約した方が安心かも。
かき氷は3種類とも美味しそうでしたが、
悩んだ挙句、
マールブランシュさんの
モンブランのかき氷を思い出して、
モンブランに
口いっぱいに香ばしい香りが広がる
京番茶をいただきながら
お庭を眺めながら待つことしばし。
そして、届いたのがこちら
!!
予想外の大きさにびっくり
私が運んだら
途中で倒してしまいそうな高さです(笑)
モンブラン(単品 税込1,760円)
大きくて色々デコレーションされてますが、
上品で美しいかき氷
ローストした松の実、胡桃、アーモンドが
ぐるっと周りに添えられていて、
ローストされてるからか
芳ばしくてカリカリして美味しい
氷の周りには
ブランデーが効いたモンブランペーストが
たっぷりかけられていて、
練乳
食べ進めると、
ビターなキャラメルアイス、
ブランデー漬けしたレーズンが出てきます
全くテイストの違った
カラメルのような、少し苦味のある
キャラメルアイス。
菊乃井さんは、本店のHPで
「料亭は大人のアミューズメントパーク」
と書かれていました。
それは時間、空間全てを楽しんで
喜んでいただけるように、
色んな物全てにこだわられる姿勢のお話ですが、
このかき氷ひとつにも
沢山の楽しみが詰まってました
かき氷の器の縁がこん感じの曲線になっていて、
溶けた氷が木のトレイに溜まってました。
これは私の勝手な想像ですが、
このおかげで溶けた氷で薄くならずに
最後まで美味しくいただけました
大きくて途中でお腹いっぱいになったけど、
美味しくて残せない
残さず全部頂いてしまいました
1人ワンオーダーなので、
誰かと来て半分ずつ食べても
十分楽しめるかも
そして、こちらの楽しみはお味だけでなく、
お席からの眺め
大きなガラス張りの窓のすぐ隣りに
お席があって、
緑いっぱいのお庭が楽しめます。
あいにくの梅雨空でしたが、
お庭の苔がかえって青々として、
緑がとても綺麗
お花が咲き乱れるような
華やかな感じではないですが、
手の行き届いたお庭は
とても美しくて、
ぼーっと眺めていられるようなお庭で
癒されます
とっても素敵なカフェでした。
本日も最後までお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。