京都の料亭和久傳さん
創業は明治3年、京都の北京丹後に
初代和久屋傳右ヱ門さんが興した旅館が始まり。
この京丹後の久美浜に「おもたせ」などの
物販商品をつくる工房を建てたことをきっかけに
歳月をかけて「和久傳の森」が作られてきました。
その「和久傳ノ森」から生まれた
紫野和久傳の新ブランド、
「MORI wakuden 」の商品も
沢山取り揃えてみえる
「紫野和久傳」ジェイアール京都伊勢丹店さん。
因みに、「和久傳」さんは料亭の名前、
「紫野和久傳」さんは
”料亭の味をおもたせに仕立てるお店”
の違いみたいです。
MORI wakudenには、
素材が持つ本来の味を活かしながら、
新しく、美味しく、手軽に楽しめる商品、
個性のある
カレーやサンドイッチ等があります。
季節によっても種類が変わるらしいですが、
ちょうど去年の今頃頂いたカレーは
「合鴨手羽肉のバターカレー(1,080円)」と
「鱧そぼろと梅肉のキーマカレー(1,080円)」
で、どちらも現在置いてみえました。
このカレーを買った日に一緒にいただいた
お菓子が
「ささのか菓子 笹水無月」。
一年のちょうど半年にあたる6/30に
半年間の罪穢れを除くため、
京都では「夏越しの祓い」が行われ、
三角のういろうの「水無月」を
食べる風習があります。
この日に厄除けの小豆を食する風習から、
更なる半年を無事に過ごせますようにと、
仕立てられた葛菓子を
青笹の香りと共に楽しめる涼しげなお菓子。
美味しかったなぁ
和久傳さんでは特にこの時季に恋しくなる
涼し気な和菓子が色々販売されています。
こちらの「希水」は、
笹とオオバコを主に、
わずかに林檎の香りをつけた生菓子で、
日本最古の物語「竹取物語」で翁が探し求める、
不老長寿の妙薬の名前から、
無病息災の願いを込めて作られたものだそうです。
きな粉をかけていただく「れんこん餅」、
黒蜜糖をかけていただく「はすのみ餅」や
幻想的な羊羹「笹ほたる」。
そして、和久傳さんと言えば、
やはり「西湖」が有名
元々、
料亭の懐石料理の締めくくりのお菓子として
出されていたもの。
野菜の蓮根からつくられていることや、
笹に巻かれた瑞々しい見た目、
柔らかい食感がとても好評で、
さらに
紫の和久傳のお弁当が始まった当初から
献立の一品としていれていたそうですが、
それが人気となり、
「れんこん菓子 西湖」として
商品化されたものだそうです。
蓮の根(でんぷん)と和三盆糖などを合わせ
じっくりと加熱を行いながら練りあげ、
冷やし固めて笹に巻いたお菓子「西湖」は、
紫野和久傳さんの看板商品です。
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
ジェイアール京都伊勢丹店限定商品で
月曜日をのぞく15時にしか
販売されないそうです。
紫野和久傳さんの商品は
和久傳の森の京丹後市で作られて
運ばれてくるのですが、
この蓮のつゆは、お弁当等をつくられている
京都市内にある工房で作られてみえるそうで、
お弁当等が終わられてから作業に取り掛かるので
販売が15時になるそうです。
そして作り立てで運ばれてくるそのお菓子の
賞味期限は
なんと21時
お持ち帰りの和菓子なのに6時間のうちに
頂かないといけないお品なんですって。
すっごく楽しみ
急いで帰ろっと
三角に巻かれた青笹をめくると…
ぷるんぷるんでぷっくりした
艶やかな蓮粉の冷たいお菓子が登場
蓮粉と和三盆糖だけを練り上げた
やさしい味わい。
のちに「れんこん菓子西湖」へとつながる、
そのはじまりのシンプルな笹巻き菓子が
「蓮のつゆ」として復刻されたものだそうです。
驚くのはお菓子だけではなく、
笹の香りも
とってもいい青笹の香りが漂って、
同じ部屋にいた連れが
美味しそうって
香りだけで食べに来たくらい(笑)
頂いた時に、その香りが口の中でも広がって
鼻にぬけてとっても爽やか
上品な甘さで、
ひんやり冷たくて、
へんな言い回しですが、
なんといっても
食感がとっても美味しい
後味もいいんです。
なかなかちょうどこの時間に向けては
行けないですが、
また出会えたら是非頂きたいお菓子でした
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本日も最後までお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。