歌舞伎発祥の地である南座内に
2018年にオープンされた
とらや 京都四條南座店さん。
この日のお目当ては、
よもぎ餅
田植えの際にかぶる小さな傘に似ている事から
この銘が付けられた
「草入小笠餅」というとらやさんの草餅。
よもぎの香りがすごくして
とっても美味しいのですが、
今年は頂けないまま販売期間(~3/31)が
終わってしまって、
因みにこの日(15日)の生菓子は
こんな感じでしたが、
とらやさんでは、毎月1~15日までと、
16日~月末で生菓子が変わります。
なので、現在は多分こんな感じに変わっていると
思います。
(左)咲くつつじをかたどった「岩根の錦」、
(右)日の下に咲き誇る藤の花の様子を表した「多胡の浦」(多胡の浦は現在の富山県氷見市にあった藤の名所)
(左)1773年頃初出の「陸奥の山」、
(右)すみれの焼き印を押した「新春の川沿」
どれも春らしく華やかなお菓子ばかりですが、
桜の焼き印とにおい(色差し)をほどこした、春らしい意匠の薯蕷饅頭は、においの色は15日までは紅、16日からは葉桜の風情を表して緑に変わるそうです。移ろいゆく季節とともに楽しめるようにと、同じお菓子で季節の流れを表してるなんて、和菓子ってお洒落ですよね
食べたかった和菓子がまだ2つだけ残っていたので、お持ち帰りでいただきました。
青笹の葉を衣のように巻いた「笹衣」
こちらも関東・近畿では4/20までなので、
明日までの販売です
現在のメニュー表は、こんな感じ
もう一つ食べたかった
春の「あんみつ」もこの日はなかったです
お願いしておけばよかった
お写真だけ載せておきます。美味しそうでしょ
春らしい彩りでとっても綺麗
若桃の甘露煮がトッピングされていている
春の「あんみつ」。
成熟前に摘み取った若い桃の実はシャクっとした食感で、種ごと頂けるそうです。
しかも、白玉がお抹茶っぽい
因みに若桃のトッピングは4月下旬頃までだそうです。
で、私は京都限定の
「きな粉あんみつ」(1,540円)
彩のよい琥珀羹がキラキラしていて
とっても綺麗
風味豊かなきな粉餡も優しい甘さで、
きれいな栗色。
添えられた黒蜜をたっぷりかけていただきます
こんなにかけても甘すぎることなく、とっても美味しい
とらやさんの甘味で特に好きなのがこの白玉。艶々と瑞々しい白玉はこんなにひんやりしてるのに、喉越し良くてとっても柔らかい
なぜ固くならないのかいつも不思議に思うくらい、私も連れもとっても好きなんです
白玉は、1個66円で追加していただくこともできるし、お願いしたら小さく切っていただくこともできます。
そして、ちょっとだけ頂きたい時に小ぶりな「小サイズ」(990円)も用意されています。
至れり尽くせりですが、
私は、普通のサイズでもあっという間に食べられてしまいます美味しい
よもぎ餅は残念でしたが、さすが何を頂いても美味しいですね。
そう言えば、京都一条店さんでは、
いつも様々なメッセージを添えて
お品を出してくださるのですが、
これは一条店さんのオリジナルなのかも。
これはこれで素敵な心配りで
とても嬉しくなりますが、
四條南座店では、このサービスはないですが、
南座本館とのつながりを感じられる折り上げ天井や曲線を取り入れた白を基調とした落ち着いた店内で、細やかな対応してくださいます。
本日もゆったりした気分で過ごすことができました。美味しかったですご馳走様でした
本日も最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。