7/16 祇園祭の宵山、
まずは、朝から人気の蟷螂山に行ってみました
西洞院通(黒の矢印の所)にあります。
お写真の御所車の上に乗ったカマキリのからくりおみくじが有名で、このおみくじと、粽がお目当てです何年ぶりかで楽しみ
蟷螂山は、「カマキリの斧を以て降車の隧を禦がんと欲す」という中国の故事に由来をもち、南北朝時代のこの町の在住の公卿「四條隆資」の戦いぶりが「蟷螂の斧」のようであったことから、渡来人で同じくこの町居住の陳外郎大年宗奇が、1376年に四條家の御所車にその蟷螂を乗せて巡行したのが始まりと言われているそうです。幕末の大火以降休み山となっていたそうですが、昭和56年に117年ぶりの再興を果たしたといこうです。
山鉾の横には、色々飾られていて、通る際に誰でも見ることができます。
蟷螂山の厄除け粽は、7/13から授与が始まる通常の粽と、7/14からの金御幣または白御幣、蟷螂折り紙、榊で飾り付けをした粽の3種類があり、蟷螂山町會所でのみいただくことができます。
おみくじや祭礼授与は、朝10時から21時(7/14~7/16)となっていたので、16日のこの日、10時15分位に行ってみましたが、既に金御幣、白御幣の付いた粽はなく、「通常の粽も残り少ないので、今から並んでも買えないかも」と、教えてもらったので、サッサと諦めて、おみくじに並ぶことに。
おみくじにも既に長い列が出来ていて、結局くじを引けたのは、11:10頃。
もし、こちらに行かれる時は、早い日程で、お時間に余裕をもって来られることをお勧めします。
それでも、やっぱり、このかわいい「からくりおみくじ」見たさについつい行ってしまいます(笑)
1回200円。かまきりの横にいらっしゃるスタッフの方にお金をお渡しして、
蟷螂の下の木のレバーを矢印の方向(お写真上)へ右回りにゆっくり回します。
黒いお箱を持ったかまきりが羽や体をパタパタと動かしながら、
後ろの神社()からおみくじの番号が書かれた木の玉を受け取ってきてくれます。
後ろ姿も可愛らしいですよね
1周回って正面を向いたら、運んできてくれた玉を下のお箱に落とし入れてくれます。
スタッフの方が玉に書かれた番号を読み上げて、その番号のおみくじを渡してくれます。
今回は大吉でしたが、もし良くなくても、気持ちが和みそうなからくりおみくじでした
この日は、山鉾がビニールで覆われていたため、お写真では見えずらいですが、
こちらの会のお写真をお借りするとこんな感じ。
蟷螂山は、山鉾としては、唯一のからくりが施されていて、カマキリと御所車がの車輪が動くようになっています。
巡行では、かまきりが手をあげるのを見れるのだとか
宵山は、夕刻になると山鉾につられた駒形提灯に火が入り、祇園囃子が流れ、お祭りは最高潮を迎えます。18時から歩行者天国となり、盛り上がるのですが、今日は疲れたので、お寿司をお夕飯に買って、家でお祭り気分のまま頂くことに。
いづうさんは、創業240年の鯖寿司で有名なお店。
この日も、お店の外にも、中でもお客さんがいらしていたので、上の二つのお写真はHPのお写真をお借りしていますが、こんな趣のあるお店です。
予約してませんでしたが、すぐにお持ち帰りの鯖寿司を用意してくださいました
鯖寿司のほかにもいろいろあります。
「お祭寿司」というお品書が壁に掛けられていました。
京都高島屋さんの地下の売り場にも、「いづう 祇園の味」というのが並んでいましたが、普段も売られているかどうか分かりませんが、この様に少しづつ色々入っていたら、一人でも沢山楽しむことができて嬉しいですよね
今回頂いたのは、鯖姿寿司 1人前(税込2,592円)
包み紙が7月の「祇園祭」になっていました。祇園祭りの提灯が描かれた黄色と赤色が使われた可愛らしい包みです。
季節により1~2か月毎に変わりますので、季節折々の京都を楽しめます
一人前6貫。2人前(税込5,184円)で1本です。
翌日でも「早熟れ寿司」特有の豊かな風味を感じていただくことが出来るので、1本頂くか迷ったのですが、とりあえず。
昆布は取っていただくのですが、このまま捨ててしまうのがもったいないほどの肉厚な昆布。
そして、この鯖もとっても綺麗全く臭みなく、本当に美味しい
以前にもお伝えしたかもしれませんが、初代の名の一字「卯」に因み、寿司の断面が「うさぎ」に見える仕立てが、いづうさんの遊び心。時間の経過とともにお味の変化も楽しめるという鯖寿司ですが、結局アッという間に完食してしまいました(笑)
ご馳走様でした。
祇園祭も、地元の方をはじめ、携われた方皆さんのご苦労や努力のおかげで、ありがたく私はとても楽しい一日を過ごせました。今日も一日、お疲れ様でした。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。