
「自分の枠」を飛び出す!と 手に入るもの
私がはじめて日本を飛び出して、アメリカで生活を始めたのは21歳の時。
その時、今まで何とも思っていなかった自分の黒髪とこげ茶色の瞳は、私の大切な個性だったことを知った。
それをきっかけに、髪を染めるのとカラコンを辞めて、もう10年以上経つ。
それ以来、「自分の枠」「自分の小さな世界」を飛び出してみると、本当にたくさんのメリットがあることを痛感している。
特にこの3つは、大きい。
「自分を知れること」
「新たな選択肢に出会えること」
「五感がアクティブになること」
日本を飛び出したことで、数えきれないほどの自分を発見した。
先ほどの、髪や瞳のこともそうだし、
違いが前提で成り立っているアメリカ文化の中で、「自分は自分」でいられることに自由を感じる自分だったり...
広大な空のもとで生きるとイキイキしている自分。
アメフト観戦×ビールが大好きな自分(笑)
Yogaウェアとデニムがあれば生き抜ける自分(笑) etc...
自分とは違うものや、新しいものに出逢うことでこそ、知れるものがあるのです。
自分のルーツである日本の魅力や、日本が抱える問題に関しても、日本を離れることで知ったことが山ほどある。
まるで、地球を離れてはじめて地球を見ることができるみたいに。
それに、「自分の枠」を飛び出すと、今まではなかった「新たな選択肢」に出逢うことができる。
今まで「これしかない」と受動的に選んでいた人生に、「新たな選択肢」が現れることで、自分が心地よい方を能動的に選べる人生に変わる。
すると、当然より自分らしく生きられるようになっていく。
最後にもう一つ、今まで見たことのない世界に身を置くと、「五感がアクティブ」になる。
こんなリスが目の前でモグモグしてたら、視界に飛び込んできますでしょ?
空や太陽すらも、新鮮で何か違って見える。
聴こえてくる鳥のさえずりが、いつもと違う。
気付けば聞き耳を立てている。
考えることを飛び越えて、世界が五感にダイレクトに飛び込んでくる。
こうして五感がアクティブになると、麻痺していた「感じる力」を取り戻すことができる。
すると、「自分は何がしたかったのか」「自分は何が好きで嫌いなのか」ちゃんとキャッチできるようになるのですよね。
心のセンサーが動き始めると、人生は心地よい方へ向かって進み始める。
「自分の枠」を飛び出すというのは、移住のような大それたことじゃなくていい。
旅行をするとか、新たなコミュニティに参加する、いつもの通勤路を変えてみるとか、全然違う髪形に挑戦してみるとか、そんなちょっとしたことで良い。
自分がわからなくなったら、
「自分の枠」を飛び出そう。
小さな小さな一歩でいい、少しだけ、
「自分の枠」を飛び出してみよう。
きっとその枠の外で、新たな自分があなたを待っている。
それでは、Have a good one ;)