太宰治のヴィヨンの妻だったか、1日でも不安の無い日がある人は幸せである、みたいな描写が頭の中によぎっています。
確かに言われてみればその通りでありまして、例えば自分の中で他に替えが効かないくらい楽しいことをしたとして、そのあとに来るのは現実とのギャップ。最初の内はまた次の楽しみまで頑張ろう、となるわけですが、人間っちゅうのは楽しいことも悲しいことも忘れて新しい記憶が蓄積されていく生き物。 ほんの2~3日もたつとすっかり元の仕事、家庭、もろもろ現実に引き戻されるわけであります。
まぁしかし、そういう流れがあるからこそ人の価値観は回るというか、ようするに人間なんてのは気分の生き物でありまして、私は今微妙な気分のなか生きています。
段々と一昨日のライブの余韻が薄れ、いろいろな現実がこんにちは。
早いこと逆転したいものであるよなぁ、なんて思いながら携帯電話とにらめっこしている午である。