「ただの小学生じゃんあんなの」
「なにがよ」
「なんでもないよ」
そのとき気づくんだけど、彼はたぶん、わたしがおとといベッドで話した、バイト先の青果さんが気になっていたんだとおもう。いや、気になるって可愛い、から気になるとかそういうんじゃなくてむしろ、わたしがちょっぴり可愛いとおもわれているというかなんというかまあことばのとおりなんだけど、いやはやお恥ずかしい、自分で言うなんて、その人はほんとうにキボムがいったようにただの小学生でね、なんで小学生かっていうとMの文字が入った緑のエプロンの下のティシャツがまるで小学生だからなんだけど、でもじつはわたしはその人の後ろ姿を中学生と、間違えてしまったのだけれど、だからわたしは中学生さんって呼んでいたりするのだけれど、いや、そんなことはどうでもいいですね、ともかく、そういう男の人に可愛いっておもわれたってあまりうれしくはないけれど、でもね、それでキボムが嫉妬したならわたしどうしましょう!とってもうれしい!