こんにちは。絵本専門士こっころです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
この夏休み、
本を2冊読む!を目標に立てましたが、中々進まない。
世間では人気の本も、私が苦痛を感じたら、
いい加減止める勇気を持とうと思いました。
どこかで面白くなるかも・・と思ってしまう、
ケチな性格なんですね。
そんなわけでその本たちは手放し、こちらを読みました。
早くこちらを読めば良かった・・
毎月最低1冊を読むシリーズ 計16冊目。
私は、生涯通して愛して止まない本が何冊かあります。
その1冊に、窓ぎわのトットちゃん があります。
出版当時から現在に至るまで、
どっぷりトットちゃんとトモエ学園の魅力に、
惹き込まれています。
その続編がこの本です。昨年10月に出版されました。
続 窓ぎわのトットちゃん
黒柳徹子
講談社
トモエ学園は東京大空襲で焼失してしまいます。
その後、トットちゃんはママと弟妹で青森に疎開します。
ママの強さ、トットちゃんのパワー。
女子高生になり、NHK劇団に入ってからも、
トットちゃんはやっぱり天真爛漫、好奇心旺盛です。
戦争のことが書かれているのですが、
二度とこんな時代がきてほしくないと思いました。
家は焼け、家族は離散し、男は戦地に行き、
知らない土地で暮らす。
私、何の仕事しようかなあ、
これやだ、あれやだって仕事を選択しています。
生きるために働く。子どもを育てるために働く。
その厳しさと責任。
トットちゃんのママに教えられた気がします。
戦争のことを知るのにもいいです。
トットちゃん目線で読みやすく、
悲壮感や「ツライ」よりも
その時代描写が丁寧に描かれています。
そして、トットちゃんらしいエピソードも!