覚悟

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こんにちは(^ε^)
今日、千葉はとてもいい天気です。

天気とは違い、今日は少し暗い話を。
昨年9月、大腸がん再発が分かった日のことを。

2011年に上行結腸がんの切除、術後の補助化学治療を終えていましたが、一昨年の夏あたりから血便が出始め・・・

昨年5月にCT検査をして異常なしの結果だったのですが、その後も症状がひどくなり、大腸内視鏡検査をしました。

検査の担当者から発せられた、『大きな病変があります』という言葉。

モニターに映し出された、素人でもそれと分かる赤い塊。

体が凍りつきました。


・・・


自宅に帰り、夕方、姉と弟に連絡しました。

『3年半がんばったが、がんが再発した』

私は千葉で一人暮らし、姉は結婚して静岡に、弟は岐阜の実家をついで母親、嫁子供と同居しています。

検査をしたのは金曜日。
週末は一人、ただ茫然と過ごしました。

食事をしても味がしませんでした。

そして頭をよぎったのは『俺の番がきたか・・・』 ということ。


・・・


2012年、父が胆管がんで他界しました。

病室で最後を看取りましたが、とても苦しみながら逝きました。

あれほど苦しそうな人間の表情は見たことがありません。

今でも脳裡に焼き付いています。


2013年には祖母が老衰で亡くなり、

そして昨年の9月、内視鏡検査の前週には、従妹の葬儀に参列しました。

子宮がんでした。

私よりも4つも若い42歳で。


その次の週の金曜日にがん再発が発覚し、
『あぁ、今度は俺の番か・・・』

そう思いました。思い込んでしまいました。


・・・


週末を茫然と過ごすうち、
『これではいけない。何かしなければ』
そう思い立ち、身辺整理を始めました。

父の葬儀、そして遺産整理や相続、あの大変さを思いだしたからです。

私はバツイチ、子供はおらず、兄弟は結婚して家庭を持ち、母親は弟と実家で同居していて、もし私が死んでも食うに困る人は誰もいません。

そういう意味では気楽な立場ですが、死んだあとの葬儀や遺産の整理で、大変な思いをさせてはいけないと思いました。


・・・


自分のあらゆることをリストアップし、記録しました。

本籍、現住所、会社の連絡先。

運転免許証、健康保険証、パスポート、市民カード、基礎年金の番号。

生命保険、医療保険の証書。

銀行口座、クレジットカード、電子マネー。

そして支払関係、銀行やカード引き落としになっているもの。

アパートの賃貸料、電気・ガス・上下水道・NTT・携帯電話・NHK・インターネットプロバイダの料金、他に有料でネット会員になっているもの。

死んだらどの保険からいくら出るのか。

会社からは死亡退職金以外にどんな補償があるのか、健康保険組合や労働組合からは何が出るのか。

国からは?家族がいないから遺族年金は出ないらしい。


そして部屋の整理。

不要なものをまとめ、粗大ごみの廃却手続きをしました。


全てを終えるのには数週間かかりました。

でも、やって良かったと思います。

何かに没頭することで気が落ち着き、身辺整理するうち気持ちの整理もつき、万が一何かあっても親兄弟に迷惑がかからないという安心感、そして何より(少しだけ)死に対する『覚悟』ができたこと。

たまたま同じ時期、twitterで見つけた言葉です。↓



あいだみつを さんではありません。
日之出秀夫 @hinodehideo さん という方の作品です。

人間、最後は『覚悟』の大きさで決まると私は思います。

この言葉が大好きです。