映画大好き主婦ライターのことです。
先にいっておきます
今回ご紹介する『アベンジャーズ』は、タイトルにもあるようにマーベル・コミックの映画『アベンジャーズ』のことではありません。
まったくの別物です。
マーベルのほうの原題がMarvel's The Avengersとなっているのは、1998年に『アベンジャーズ(The Avengers)』が公開されているから。
えっ!そんな映画あったの?
と思うかもしれませんね
あったんですよ
知らなくても無理はない…
だって、ハッキリいって超駄作ですから
第19回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)で、最低作品賞にノミネートされ、見事に最低リメイク&続編賞を受賞しているくらいの作品です
*ゴールデンラズベリー賞とは、アカデミー賞の授賞式の前夜に最低の映画を表彰する映画賞のこと
でもね、キャストは超豪華なんですよ
レイフ・ファインズ、ユマ・サーマン、ショーン・コネリーがメインキャスト
ビックリでしょう
ちなみに、この作品を映画館で観ようと思ったのは、監督が好きだからという理由ではなく、1994年に『パルプ・フィクション』を観てからしばらくはユマ・サーマンに大注目していたからです。
この作品でもユマ・サーマンは美しいですよ
レイフ・ファインズもかっこいいし。
アメリカ映画ですが、舞台はイギリス。
異常気象に見舞われているイギリスで、英国紳士の諜報員(レイフ・ファインズ)と女性気象学者(ユマ・サーマン)がその原因を捜査する。
気象を操って世界征服を企むテロリスト(ショーン・コネリー)の存在が判明し、敵を倒すべく、バトルが繰り広げられる。
というのが、ざっくりとしたストーリー。
007とは出来が違うけど、要するにスパイアクションです
1960年代のイギリスのテレビドラマ「おしゃれ㊙️探偵」を映画化したもの。
おしゃれでスタイリッシュな映画に仕立てたかったのはわかる。
ただ失敗しちゃった感が否めません
でもね、わたし大好きなんですよ、この作品
以前に紹介した、ルコント監督の『レ・ブロンゼ』とは違う意味でくだらないんだけど、作品全体が憎めない感じは同じ匂いがする
むしろ愛おしいとまで思っちゃう
車のなかのコックをひねると紅茶が出てきて、運転中なのに、優雅にティーカップで紅茶飲んじゃうの。
変なところで英国式なのがウケる
あとね、カラフルなクマの着ぐるみたちの会議はなんなの!
悪役のはずのショーン・コネリーが正体を隠すためにクマの着ぐるみで登場するって、かわいすぎでしょ
B級すぎて、わたしのなかではもはや傑作
『アベンジャーズ』の基本情報![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
タイトル:『アベンジャーズ』
原題:The Avengers(英語)
監督:ジェレマイア・S・チェチック
脚本:ドン・マクファーソン
製作:ジェリー・ワイントローブ
キャスト:レイフ・ファインズ、ユマ・サーマン、ショーン・コネリー、フィオナ・ショウほか
音楽:ジョエル・マクニーリー
公開:1998年(アメリカ)
上映時間:89分
製作国:アメリカ