Il diario della cipollina -5ページ目

書のお仕事?

つい 愚痴話はながくなっちゃって....。

日本に居る時、私は日本の古典文化が大好きでした。邦楽とか書道とか。
特に書道は先生に恵まれ、怠け者の私のお尻を猛烈叩いて下さったので、書いて書いて書きまくっていた私なのでした。
イタリアに来る事になった時は、ドヒャアと思う位、自分にビックリ。
(自分で決めたんですけどね....ホホホ )
せっかく頑張った書も邦楽も全部諦めて、また最初っからやるの~~~???
もったいないじゃん!私の実力!ナ~ンってことは.....誰も言ってなかったか。ホホホ
兎に角、イタリアンカルチャー、相当気合い入れなきゃダメッポ!と、自分で自分のお尻バシバシ叩くゾオオと、やって来ました。
ところが、イタリア、なんと日本ブーム真っ盛りでありまして、書の心得のあるアタクシざましょ(自分、一回頭冷やせ)、なので社会参加のチャンスが!
「芸は身を助く」とは、この事で、アリガタヤ、アリガタヤ。
でーも、此処での書道のお仕事って、日本で考えるのとは大違いでした。
例えば、書のデモンストレーション。
書のデモンストレーションって、一体何だべ??? 
「書」って、一人で落ち着いて、御菓子とお茶をお伴に(それは私だけか?) 気分を落ち着かせて、人知れず何枚も沢山書く中から、なんとか一つ良いものが書けるか?っていう世界と認識してたんだけど....。
「アタシどうしたらいいんですか?」って聞いたら、「書は武道の一つでしょ。だからそのように、イッパツ!ビシ!!!って、よろしく!」ってさ。
ついでに言うと、私の背後では、忍者みたいな人が刀振り回してて、その前で書くわけですな。 だから、書く姿にも鬼気迫る迫力を期待してるのがヒシヒシと.......。
どうする? どうする?
もちろんそんな迫力ある書き方なんか出来ないので、苦肉の策で大きい紙をつかい、作務衣を着てごまかした......。冷や汗、脂汗。
いくら書を知らないイタリア人とは言え、大勢の人の前で書くのは、緊張しまっせえ!!! 手が震えまっせえええ!!! 
でも馴れとは恐ろしいもので、今は心臓に毛がタックサン生えた! 

それから書の制作の注文でも、好きに書いてくださいと言うのはなかなか無くって、「黒い紙に白いインクで書いてくれい」って言うのが、未だに多い。
コレ、本当に困っちゃうんですよね。
黒い紙の上には、どんな白い絵の具を使っても迫力のある白色が出ないし、墨の濃淡のような風合いを出すのはほぼ不可能なんじゃ。
でも平坦な色の印刷みたいな字になっちゃ可哀想だし、かすれた感じを狙う?......いやいや、私の苦労、大変なんだぞ!イタリア人!分かってるのか!!!

それからまだある。
イタリア語訳された俳句を持って来て、「この詩、素敵でしょ! これを日本語で書いてん♪ ついでに作者も教えてん♪」とか.......。 
イタリア語になっちゃってるのなんて、一体誰の俳句なんだか分かるわきゃないんじゃ! 作者が分かっても、どの俳句なのか探すのは、ホント、一苦労なんじゃい!
とまあ、いろいろ苦労話を綴らせていただきましたが、まあ、全て自分の勉強と思って頑張ってやってきた、けなげな私。

が、つい最近のお仕事で、どうしても前向きになれない仕事が来たんです。Tatoo(入れ墨)のご注文.......
一つは「美し月」コレもちょっと日本語としてどう?って思いますが、「兎に角コレで良いのだ!コレで書いて欲しいのだ。」という頑なご希望。
他の一つは「芸者」。しかも二つの字が一つに見えるように、ハート形にまとめて書いて欲しいと......
なんだか入れ墨自体に抵抗があるのに、この希望聞いたら、なんだか悲しくなっちゃうんっすよね、私。
おまけに私の印を入れて欲しいと....コレは断りましたよお。
だって、誰かわからない人の体のヤバイ部分に私の印が付いてるのなんて絶対嫌だあああ!

今日、やっとこさっとこ終わらせて、「終わりましたメール」を書きました。
そのメールに、これ以上入れ墨の仕事はちょっとご遠慮したいと、イタリア語で失礼にならないようどう書くの?って、主人に聞いたら、主人と娘 「どうして、入れ墨の仕事が嫌なの?」って。
えええええ! だってだってだって......良くないじゃン、入れ墨するのって!!!
えええ? ちがうのおおお? 
ちょっと、私の考えって間違ってたの???
彼らの反応に、パニクってしまう私なのですが、どうなの?どうなの?
今時タトウーなんちゃって、名前はカッコ良くしてるものの、入れ墨は入れ墨だべさ........。
アタシって古すぎるん?
アタシの反応って、ブリッコなん???

これがトリノ?

チェントロ(トリノの街の中心)に行ってきました! 
オリンピックが終わる前に見たかった街の様子、おいら、見てきた!
いんやあ、驚いたア。 ありゃあ、トリノじゃないべ!
まずは、街のストリートミュージシャンのレベルがいつもと違う!
いつもは、ジプシーかなんかが「エリーゼの為に」をアコーデオンで弾いてるくらいなのに、今日のはアメリカ仕込みのような......なんか、あれってジャズ だべか?

王宮広場には、オオオオオッキな舞台がデデーンと。
毎日、そこでメダル授与式をするのと、有名な歌手を呼んでコンサートをする為だ。 
此処の飾り付けも、例の鏡をふんだんに使いまくっている。
宇宙ステーションみたいに出来上がってる舞台と、何に使うんだかよくや分からない建物が銀色に輝いている。 
それが、お城の前に、デッデーン! 
かのサヴォイア王家の素晴らしいお城も、隣のキリストの聖骸布を保管しているという由緒あるドウオーモも、その超近代的なきらめく舞台の側では、全く目に入らないっす。 

そこからまた、Piazza San Carloへ。
そこにはテレビの大画面が、ドッカーンと出来てて、オリンピックの映像が映されてた。 
ちょうどイタリアの選手の滑降が始まった所で、見てたイタリア人達は、口笛ふきふき、そして、拍手大喝采! 
ちびっ子達も、「はやく!はやく!はやく!」とピョンピョン飛び上がりながら応援!
ところが、途中で選手が転倒してしまった! 
集まってた群衆が一斉に、「 Ooooooooooooh!!!!! 」
しばらく、残念そうなざわめきがして、そして何故か突然拍手が沸き起こってた。 
転んだ選手への、「よくやった」拍手のようだ。
全ての感情を分け合って、なんかラテン民族って感じがした。
イタリア人て映画館で映画見てても騒ぐ人達だからね。

それが落ち着いてから、周りを見回すと、黒いマントに黒い帽子をかぶったおじいちゃん達(約10人くらい)が、丸く円陣を組んで立っている。
一体何が始まるのかなと思ったら、おじいちゃん達、何やら歌い出した!♪
しかも、ハモッテル! 和音になってるじゃん!!!
ピエモンテ弁の歌で歌詞は分からなかったけれど、いやいや、侮るなかれ、ピエモンテおじいちゃん!でした。

*(以上の写真を見たい方は、ノンのブログへどうぞ!)

オリンピックが終わったら、街に買い物に出てる各国の選手達も居なくなっちゃうし、おじいちゃん達の歌を聞いたり、めずらしい曲芸を見たりする機会が無くなっちゃうのかなあ......
やっぱり、お祭り大好き人間としては、寂しいなあ。

今テレビ見てたら、スラロームで、日本人の宮川選手、0.03秒差で惜しくもメダルを逃した! イタリア放送のアナウンサーも残念がってるコメントだった。
本当に残念だけど、最後迄よく頑張った!!! 

勝負の後の明暗

今日、バイト先に安藤美姫さんが来た。
いろいとインタビューを受けていたのだけれど、顔色も冴えなくて、元気無く下を向いて、ほんとうに憔悴してる様子だった。 
事前に人気が先行してたから、今の肩身の狭さは余計だろうし、自分が情けなく惨めに感じるんだろうなあ.... 気の毒に思った....
その後、荒川さんも見かけた。
彼女は、淡々とした落ち着いた表情の中にも、達成感からか充実した表情を見せていた。 美しいオーラが光っていた。
オリンピックの試合が終わっての「明暗」「勝つか負けるか」の世界の厳しさがハッキリ現れていたように思う。

フィギュイアのエキシビションは素晴らしかった。
選手の輝くような表情は、試合の緊張から解放されたからだろうか.......。
試合でないと、各選手が自由で安定した演技を見せて、みんな金メダルの実力を持っているのだなあと感じた。 
試合のプレッシャーはそれだけ大きなものなのだろう。
最後にはロシアの選手が素晴らしい生のバイオリンの演奏に合わせて演技を披露してくれたのは、楽しくも一つの新しい芸術の形を見せてもらった気がした。

競技が終われば、皆表情が柔らかくて、彼らも私達と同じ人としての仲間だったんだなあと、なんだか分からないけど、嬉しくなって安心もしました。

金メダル万歳! & 家政婦は見た!

やったああ! 日本初金メダル!
それも冬のオリンピックの目玉、美の頂点、フィギィア女子でですぞ!
日本のセンス,正確さ、落ち着きが,世界最高の金メダルを日本初獲得!
荒川静香さん Bravaaaaaaaa!!!!!
イタリアのテレビ局は、またまた安易に年齢を間違って16才なんて言ってたけど、彼女は25才だよね。 
大人の女性の落ち着きを漂わせてる素敵な人に見えた。
ファンになろうっと。
銅取れそうだった日本の女の子,一つも失敗無く、simpatica で carina だったのに,残念! 
多分彼女が16才なのかな? 今後に期待したいなあ! 頑張ってえええ!

明日は私も最後のバイトだ。きっと日本の報道の皆、活気が出てるだろうな!
イタリア新聞また読まされるのかも....ま、荒川さんの為に頑張ろう!

オバサン家政婦の私,横目でチラリと見たオリンピック報道の舞台裏、少々語っちゃう?
日本とイタリア一致協力し合って報道は進んでるのですが........その両国の仕事の仕方の違いに、摩擦ありと見た。
どう違うかと言うとですねえ.....

日本人は、仕事に入る前に、一つも落ち度の無いよう、考えられるあらゆる可能性を考慮し、それに対応出来得るよう、計画をキチンと立てる。
一方、イタリアでは仕事のリストアップなどせずに、とりあえずは始めて見よう!から入る。
始めてから分かる事だってあるでしょうと言う考えでね。

日本での部下とは、上司の考えを成功させるべく自分に任せられた仕事を100パーセント( 以上!) 果たすよう精一杯頑張る。
その為には、直接に関係なくても役に立ちそうな情報や関係する事があれば、上司に報告し相談し、上司の考えと伴に進めようとする。
イタリアの場合は、自分の責任範囲をしっかり確認して、それ以外の事はどんなに仕事に関係があろうと、自分の責任範囲にないものは何もしない。
見ざる聞かざる言わざる。 
余計な事をして墓穴を掘ったり、又はやり直しをするくらいら、80パーセント位やって様子を見た方が賢いって思ってる。

日本人は、落ち度が在ったとき、まず自分の落ち度として心から謝り、それから事情説明などする。
さらに言えば、言い訳するのは女々しいという考えもある。
「潔さ」を評価する武士文化? 上司もそれを潔癖さと見る。
一方、イタリア人は絶対謝らない。
自分の失敗とは認めない。
万が一自分のせいになりそうな時、例えば、時間に自分一人だけ遅れたりしても、それは自分のせいでなく,道路のせい,電車のせい,電話のせい、マンマのせい。
謝ると言う事は,自分の能力不足、失敗を認める事になり,自分の席を狙ってる輩に美味しいチャンスを与えると考える。 
上司も部下が謝れば,それを好機と、自分や全ての失敗の責任に当てはめようとする。謝る事は自分の身に新たなリスクを生じさせると考えている。

日本人は、上司から仕事をどんどん頼まれる事は,自分への信頼と考え,きつくても頑張る事が出来る。
一方、イタリア人達は日本企業の人使いの荒さに閉口して、目の下に隈作って、文句タラタラ,疲れてる自分を精一杯アピール。

そんなこんなで、国民性の違いから生じるストレスも舞台裏にはチラホラ。
日本の報道陣は、失敗をしても責任の感じ方の薄いイタリア人の態度に頭来てるみたい......無理も無い。 
でも、イタリア人のこの習慣から生じる気持ちも分からないくもない......。
オリンピックの裏舞台にも、いろいろ国際間の考え方のズレがスコオシ。
そういう私も、もうこの国のいい加減なリズムに順応してたのか、日本企業の几帳面な働きぶりには、目をシロクロ!のありさまでしたしねえ。

もうすぐオリンピックも終わりそうですね。
ホッとするような,ちょっと寂しいような。
でも金メダルとれてよかったね!

いよいよ,最後の見物、閉会式が間近。
テレビで練習風景を見ましたが、ちょっと素敵そうです。
ただ, 
今頃衣装縫ってるみたいなのですが.....まにあうのかしら....

グータラな一日

オリンピックで娘の学校が休校になりあっという間に一週間以上経ってしまった。
学校がないと、生活のケジメが無くなり、母娘ともお得意のグータラ生活に突入。
今日、私は特に仕事もなく、おまけに朝から外に霧が立ちこめて、窓の外は真っ白な世界。そして霧雨もしとしと。
グータラ生活にはもってこいのお天気。
睡魔が私を襲う。
何もしたくない。
外に出かける気力なぞは失せ、家で本を読んだり、日本のDVDなどを見たり、mixiで遊んだり....。
現代版オハラ庄助さんだなあ、この生活。
八百屋さんやお肉屋さんにも、行かなきゃなあ.....、でもめんどくさあいしなあ。
お昼も夕食も、冷蔵庫を漁り、出たとこ勝負の在りもの料理でどうにかしようっと。
で、どうにかしたら、なぜか美味しく出来ちゃいまして、
「キチンと材料が揃っている時よりも、無いものの中から四苦八苦して作った料理の方がおいしいよね。どうしてかなあ?」と、怠け者生活を主人になんとなく言い訳して、「不思議に美味しい」をブツブツ呟きながら、食べた。
でも、ここ迄グータラ一して何の実りも無い一日を過ごしてしまうと、いくら私でもやはりちょっと気が咎めるものがあるなあ。
それにしても来週から学校が始まってしまうんだよね。大丈夫だろうか。
....いやいや、大丈夫じゃなさそうだなあ。
そろそろ生活に喝を入れなきゃねえ。 
明日から?あさってから? 
ウ~、もうちょっと休んでから決めようかな。

バイト二日目

昨日は二度目の放送局バイトだった。
午前当番なので9:00~5:00。 
今回も、私のどうしようもない小心さ故のド緊張はあったものの、仕事の内容が主婦の仕事っぽいものになった。 ヤレヤレ。 
あちら様も私の力量がやっと分かったのね!  
と、ホッとしつつも、オバサンである自分を実感.... なにやら、わびし。(勝手なおババの独り言)
24日にもう一度行くけれど、この分だと大丈夫そう?  
でも、昨日スケートフィギュイアで日本選手、とっても良いとこ行ってたから、次は忙しくなってるのかなあ。 
嫌だなあ...。 
日本がメダルに近いとこにいるのは嬉しいけど、今日のような余裕も捨てがたいし.....
こう思うアタシって、非国民?
ところで、昨日のおまけは、伊藤みどりさんに会ったこと♪ & お弁当がシャケイクラの親子丼♪♪♪
みどりさんは、すっごく小さい人なのに驚いた。
 リンクの上では堂々としてたけど、こんなに小さかったんだって、技の見せる彼女の大きさに、深く感動。
でも、なんだかとっても早口だし、食べ物の好き嫌いが多い人らしいぞ.... ってことは内緒かしらん。
お弁当の親子丼は、めちゃくちゃラッキー!と思える程美味しかったわああああ!
メイドインわさび(トリノのレストランの名前)!  わさび万歳!

帰り道、前回のようにバスで帰ろうとバス停目指して歩いたが、行けども行けどもバス停が無い。 案内の掲示板も無きゃ、張り紙も無い。
「ええええ! どうなってんの? トリノ市 また なんか 変えた?」と、不安に駆られながら歩いていると、ボランテイアのおじいちゃん軍団が居たので聞く事にした。
「すみません、ここから近いバス停はどこでしょうか?」
「バスけえ? この通りにバスなんか走ってたけえ?」
「走ってねえずらあ。」
「いんや、バス走ってるずら。」
「だば、バス停何処さあるか知ってっか?」
「しんらねえ」
「だば、この通り まっつぐ行って、最初にあんたさんが見たバス停が、一番近いバス停だば。」
「はあ、 そうですか。 ありがとうございました.....」
とーっても優しいおじいちゃん達、その結論の完璧な正論さに異議なし!
指示に従い、一番近いバス停を見逃すまいと注意を払いながら、
テクテクテクテク........ だんだん日が暮れて来たよお.....テクテクテク
やっぱり無いの? この分だとモンカリ迄歩くかも?と、足を引きずりつつ、中ヒールのブーツをはいて来た自分を罵り始めた頃、遥かにバス停が見えて来た。
数人のイタリア人がバス待っている。 ということはバスが運行されてるということ!
そして、そして、やっと帰って来れたとさ。
という、特にパニックにならずにすんだ、私的には平和な一日でした。 じゃんじゃん。
何もかもがスムーズに行く日って、私の人生の中には無いのかなあ?

雪 そして

昨日は一日雪だった。
白銀の世界は美しい!
空からいったいどれほどの水分が雪となって下りてくるんだろう? 
この積もってる雪って,25メートルプール何倍分?
凄い! 自然の威力! 

雪の中、トリノに遊びに来ていた娘がアフリカに行くので、malpensa空港へ送りに行った。
novara estと言う高速道路の出口を出た後,延々普通の道を飛行場迄車を走らせなければならない。
malpensa飛行場は国際空港なのに,何故こんな畦道を?と思うような道を,延々と行く。
これもまた,イタリアの不思議か....。
もう一つの不思議がある。
道沿いの、飛行場への道路標識だ。
malpensaと書いてある四角い標識の片側が凸三角になっていて、あっちに行けという形になっている。
だが三角の反対側に,飛行機の絵も描いてあって、それがアトランダムにあっち向きこっち向きそっち向きと...
霧の中で見ると,その飛行機が矢印に見えてしまい,私はどっちに行ったらいいの?ってことになっちゃうのだ。
標識の印刷をするとき飛行機の位置と向きを統一した方が,仕事としては簡単だろうと思うのに、イタリア人の遊び心?  謎。
真面目な日本人に取っては,慣れないと迷子になりそう。

ともかく娘を送り届けて帰って来ると,庭に積もった雪の中、大家さんの飼ってる犬、ウィリーが外でずずぶぬれで震えてる。
ご主人様達は全員外出の様子。
可哀想になって,ノン(もう一人の娘)の部屋にそおっと入れてあげた。
何故、そおっと入れたかと言うと、このワンコ、私の主人との相性が悪い。 
犬の癖して、ちょっとスノッブな性格。 人を小馬鹿にしたような顔&態度なんだなあ...飼い主に似た?
でもねえ、アタシャ非人情な事は出来ないんで、彼に内緒で家に入れた  のが 今朝 バレた!
「ぼくに秘密で、君は何でも好きなようにするんだ!
きっと部屋は、ピッピ(おしっこ)とカッカ(うんち)で一杯だぞ!」と。
「だって,チミがもう少し,動物に大らかな性格だったらアタシャ隠す必要もなかったわよ!
だけど、訊いたら絶対、だめっていうの明白じゃん! 
震えてる犬を外に置きっぱなしに出来るような,冷たい心は、こちとら持ち合わせてないんじゃー!」
と言いたかったけど,そこ迄のイタリア語が瞬時に出ず、ただ、「タオル敷いたから大丈夫だもん!」と、口答えしただけ。
だからストレスたまんのよ! 
グヤジイイイ!!!

美しい雪の話から、道路標識の愚痴、そしてくだらん夫婦喧嘩と、内容がだんだんくだらなくなって来たので、本日これにて。 

広場 & 聖火

昨日、娘の友達を連れて街に行った。 
ピアッザ ソルフェリーノがすっごい事になってた! 
いやはやここはどこ?  トリノ?  お台場? デズニーランド?
楽しい音楽が大音響で鳴り響き、なんだか中でイタリア人が大きな声でマイクで喋りまくってるのが聞こえる。
広場に、デーンと大遊園地が出来上がっていた。
まずはお金払わなきゃ中に入れないようになっている !
当たり前か! オリンピックは大きなビジネスチャンスだもんね。
だけど、以前は中央にあるミニミニスケートリンク(直径10メートル位)は、当然のように無料で見て、靴を持ってけば無料で滑走できてたたからなあ...。ケチオバサンの一言
コカコーラ資本らしく、とにかく大掛かり!
料金さえ払えば、真新しくて、楽しそうで、近未来的な乗り物にも乗れるらしい。
期間中に絶対乗ろう!と思ったワタシ。
そうそう、その遊園地を囲むように出来た鏡を沢山使った壁がまたカッコ良かった!
周りのビルを凸レンズで反射させていて、とってもモダーン!
それをよくよく見れば、それって道路のミラー?
ナーンダ、イタリアにもこのミラーって在ったんじゃあん!  あるなら使ええええ!!!
だってイタリアの道、どんな急カーブ見通しゼロの所でも、ミラーなんて全然おいてないんだもん。
ともかく、イタリアにも道路用のミラーは在ると言う事が分かって収穫ですた!
そうそう、その後、聖火台に燃える火も見た。 ただしスタジアムの外 遠~くからねん。
ボウボウと凄い勢いで燃えてた! 近くの木や建物大丈夫?って思うくらい。
イタリアは 今 ガス不足で、暖房などガスの節約を市民に呼びかけられてるんだけど、あの聖火台の火ってガスでもえてるんだっけ? それに確かまだ後一週間くらい燃え続けるんですよね......なんてけちくさいことを言っちゃあ、いけねえぜい! こちとらトリノッコでい、どんと来やがれ!
だいたい市民に室温19度にしろとかなんとか言っておいて、お国のお役所内は23.5度にしてるたあ、どういうこったい! 聖火 燃えろ燃えろ!

オリンピック効果?

そういえばオリンピックで変わった事がある....というのは、ピエモンテ放送のアナウンサーのオバサン、オジサンのファッション。
オバサン、オジサンと書いたけれど、本当にそのものだった。
その辺の街角からヒョッコリ出て来そうな、いかにもピエモンテのオバサンオジサン。
ノソーッとしてて、しゃべり方に特徴があり、ファッションは、まあ、持ってるの着て来ましたって感じの方達。
そのオバサンが、髪をスッキリ素敵なショートカットにし、メッシュのカラーリングを入れ、お化粧も都会的になり、着てる洋服がなんだか素敵になっている。 
オジサンもセーターなんか着て、両肘つきながら気楽にニュースの説明とかしてたのが、最近はいつもスーツで ピシッ!
きっと、世界の目を意識してスタイリストが入ったのねん。
ファッションの街イタリアとは言っても、ファッショナブルに素敵にしてるのは、ほんの一つまみのお金持ち、または一部貴族の方達だけで、大方のイタリア人は、昔の古い洋服を大事に着続けてる。 
とは言っても、洗濯をしアイロンの良くかかった洋服ですよ。 形は古いけど、まあ、適当に合わせながら着ているという風。 
余談だけれど、たまに日本に帰ると本当にビックリする。
ファッション情報が山盛り、ファッションへの情熱が、街中に溢れてる。
かつて私も、その街でしっかり生きてたんでしたっけ.... 過去形。トホホ
ま、それはともかく、アナウンサーのオバサンがチョオッと綺麗になって、ニュースが楽しくなったのは事実。
やっぱり、女性は美しい方がいい。
美しいのはいいけれど、水着の女性、又は、ほんの少~しの布をまとった女性が、ニュース番組、政治討論会と、あらゆる番組に、訳も無くバンバン出ていた放送も、ここの所少なくなった。 それも、一つのオリンピック効果かな? 
いくらイタリア人のサービス精神は天下一品とは言え、何ゆえ、ニュース番組に肌もあらわなボイン女性?って思ってたし.....ねえ。 これも、良かった良かった!  

雑文、いろいろ

今の所、腹痛もおとなしく治まって居ります。
お医者様が言うには、「原因は検査をしないと解らないが、たぶん胃が相当痛んでるのでしょう。当分ミルク、リゾット、サッパリ味のパスタを摂り、酸っぱいものや、スープ類は摂らないように。」とのことでした。
日本はお腹を悪くしたときって、柔らかいうどんとか、重湯とか、少し水っぽいものを食べるのに、こちらではなるべく水分の少ないものにせよ、と、いうことでした。 ムムム.....信用すべき?

近頃私はオリンピックの為、特に用が無い時はトリノの中心に行く事を避けてます。 (事前にそんなお達しがトリノ市から出た) そして他の皆も本当に外出を控えてるようです。
娘の友達が日本から遊びに来たので、街まで、車で行ったのですが、道路がスキスキガラガラ。
「トリノの人達も、なんだかんだ文句ばっかり言ってたけれど、結構協力してるのね! 
素直で可愛いとこもあるじゃん!」 などと思いつつ街へ。
一方、街では英語をしゃべる観光客が一杯。
一年前迄は、英語を話す人なんてまるで居なかったのに、今では街でもお店でも、みんな英語で話してる!
その英語もイタリアン英語じゃなく、正真正銘の英語!
国際的になったもんだ!と、心底感心するも、オリンピックが終わったらまた、もとの「工業都市トリノ」のちょっと閉鎖的な顔に戻るのだろうか。 
少し残念なような、ホッとするような。
アルプスの山に囲まれて、トリノ国として独立してた様な所だったのが、世界に扉を一斉に開け放してる今。
わくわくする 反面、のんびりトリノの顔が消えてしまうような気も.....。
地下鉄も出来たし、汚れきってた建物もお掃除されて奇麗になったし、新しい洒落たお店もトリノで開店したり、いい事も沢山あったんだから、オリンピックはやはりやってよかったんだろうな。
(工事が終わってない所が、今後どうなるかが不安だけれど )

昨日は二人でするフィギアスケート(アイスダンスでない)をテレビで見ました。
中国のカップルの最終チームの女性が、激しく転倒した後、時間を置いて再度滑り出したときは、中国人のスポーツマン根性、オリンピック根性を見た思いでした。
「絶対無理だよお! やめなさいよおおお!」と思って見てましたが、ジャンプも回転も無事やり遂げましたよね。
結果が二位と言うのも凄いけど、ただただ、「彼らの根性、すっごいなあ!」って感心しました。