こんばんは。工作好き小学生の親のカニカニカニオです。
今回は小学生とはぜったいに意地の張り合いをするべきではない話をします。
「いいことを思いついた」
それは、あるくもりの晩ごはんに、
何の前触れもなく小学生の口から発表されました。
せめて食べ終わってから喋ってほしい
気がつくと、その「いいこと」の全貌が、
学校のプリントに混じって、
忽然と冷蔵庫に掲載されていました。
乱暴に冷蔵庫に貼られた計画図。冷蔵庫があけにくい
どうも「ひみつきち」という名のほったてごやを
狭い部屋の中につくるという
狭い部屋をさらに狭くするだけの、
どこにいいことがあるのかわからない計画でした。
そのときは私も(まあ、でもなんでもつくってみたらいいじゃん)と思い、軽く聞き流して味噌汁を飲んでいました。
「今回は、、、木でつくる、、、。」
小学生はゆっくりとした口調で、
ごはんを食べながら続けました。
てっきり、いままでのように、どこかで拾ってきたダンボールかなんかで作ると思い込んでいた私は
(いや、それおおはばに話変わってくるやろ、、、)と
一瞬たじろぎました。
しかし、子供の興味や探究心を、あたまごなしに否定するのも良くないなと思い、何となく許可をだしてしまいました。。。
というのも、やはり言っても、そこは小学生。木材を買うところまでは到達できずに、頓挫するだろうと、そのときは、タカを括っておりました。
それから、いくにちかたち、、、小学生は燃える闘魂の眼差しで木材の購入先を一心不乱に検索する日々が続いていました。
iPADで木材をどう買えるのか検索をつづける小学生
あまりに真剣すぎるので、生協で届いたきなこアイスの箱をそっと頭にかぶしてみましたが、微動だにしませんでした。
「やつは本気だ」
とその時にやっと事態を理解しました。
が、今頃気がついてもあとのまつり、、、。
小学生はDIYとホームセンターという言葉を入手し、
「買いに行く」と言い出しましたので、私も観念して近くのドイトへ連れて行くはめになりました。
ドイトはいつのまにかコーナンというお店に買収されて名前が変わっていました。
図面通りにベニアを選んでカットサービスで切ってもらいます。カットは1カット30円です。
組み立てるためのL字金具とビスを買って、一丁前にカーテンもつけるというので、普通にカーテンレールもカゴにいれていきます。
そして、レジで示された金額は余裕の1万円超え。。。
木材高騰のあおりは我が家にも迫ってきています。
お金を払う態度をみじんも見せない、レジ後方に垂直立ちする小学生(右)
材料を家に持って帰ってきて、小学生が休みの1日をかけて組み立てていきます。
歩留まりの悪い設計で、残材が多い合板材料
現場は和室も和室なので、ブルーシートを引いてもらいました。
今あらためて、写真を見てみても、やめてほしいと思います。
電動のドリルは結構扱うのがむずかしいので、小学生にはいい訓練になったかもです。
なにげなく、襖にも穴をあける小学生。バレていないという強い心で施工を続けています。バレてるしな。。。。
かくしてカーテンで仕切られた高級なのに粗末な掘立て小屋ができあがりました。いろんな意味で痛すぎます。
完成した掘立て小屋に満面の笑みで座る、ヒザのやぶけたズボンの小学生
小学生本人は至ってご満悦でしたが、父は「入室禁止」ということでした。
なんで?
購入資材
木材 1900円❌6枚
L字金具 200円❌16
ビス 500円
カーテン 4980円
カーテンレール 2000円
襖とりかえ わからない、、、