カニカニカニオです。


記録的な暑さが続きますがみなさんいかがお過ごしでしょうか?
今年の夏は厳しすぎますね。私はこの夏すこしでも涼しい場所で過ごそうと調べてみました。


気象庁の歴代全国ランキングによると、7月もっとも最高気温の低い場所は…
静岡県!というか富士山でした。

 

でも、さすがに、ここは過ごすにはちょっとハードルが高いので、それ以外で探しましたところ…それは北海道でした。(あたりまえ)

 

気象庁歴代全国ランキング


堂々、上位20位までを北海道の各地で占めているんです。
ということで参りました。北の大地へ。
 

用事を作ります


ただ漠然と涼みに行くのもなんなので行く用事を作ってみました。

北海道の真ん中に旭川という場所があります。

旭川ラーメンや旭山動物園で有名ですが、実は木工家具の一大産地でもあります。

実は、ここに10年来の木工職人の友人が住んでいます。コロナもありしばらくお会いできていなかったのでこの人を訪ねるというミッション(口実)を設けてみました。

旭川は札幌につぐ、北海道第二位の人口を誇る都会で羽田から直行の飛行機も出ています。東京からも行きやすいので、まよわずチケットを購入してみました。

旭川に無事到着

 

羽田からは2時間くらいで旭川へ到着します。

そして、ついた途端涼しいです。若干まだ長袖のかたもいるくらいでした。

見るからに涼しそうな旭川空港

 

木工職人さんはとても美しい器をつくる孤高のアーティストで、三平という犬と一緒に、まるで仙人のような暮らしをしています。

ほんとにいつみても綺麗な器を作ります。

 

愛犬の三平。メスなのに三平。

 

近年では木材量も高騰の一途を辿っているとのことですが、彼はまったく影響を受けていません。なぜなら木を自分で切っているからなのです笑。

それならば、国産材利用の貢献をしようということで、木を切り出すミッションを授かり、早速繰り出しました。

 

切り出し場「茶志内」へ

 

旭川からほぼまっすぐに車で走ること1時間くらい。「茶志内(ちゃしない)」という場所に、木の切り出し場があります。

直線29.2kmという日本記録を誇る、本当に真っ直ぐな国道12号

 

ご期待に応えるため、途中お茶休憩もしないで茶志内到着

 

現場に到着

現場の林へ無事到着しました。涼しさが一段と増して気持ちが良いです。

誰かが住み着きそうな気配のある切り出し場に到着

 

木を切る時、足にすごく木くずがかかるので、スニーカーという軽装で来てしまった私は、木くずよけも開発しました。

今回発明された木屑ガード。斬新すぎて森がさらに静まり返りました

 

いくつか木をみつくろってこれからチェーンソーで切り出していきます。

そこまで大きくない木ですが、木を切るのは小さい木でも結構緊張しますね。こんな細い木でも倒れたらすごい音がします。

 

ポイントはギコギコせずまっすぐ押す感じで切っていきます

 

私もやってみました。苦労の末、、、やっと倒れました!

倒れる時の音の大きさに植物の偉大さを感じます。

 

数本切ったら疲れたので、昼食です。

 

昼食はジンギスカンと無駄にかわいいくまの形のパンです

 

昼食の後は昼寝です。目覚ましをかけたのにあまりの気持ちよさに気づかず爆睡してしまいました。

 

目覚ましが鳴っても気づかないふりをして寝る

 

がんばって数本切ったら体もガタガタになったので、まっすぐホテルに帰りました。

泊まったホテルでは、謎の「ハゲ割」というキャンペーンをやっていました。

フロントで「私は禿げています」って申告すると割引が適用されるというアバンギャルドなシステムです。

いかにもハゲに理解のありそうな佇まいのホテル玄関

 

なお、ハゲ判定のジャッジはフロントの方がされるという真剣勝負なので、私はびびってハゲ申せずに部屋に到着しました。「はい!禿げてます!」って合格してもちょっと凹みますしね。

 

木工職人とはその夜、いろいろな計画を相談して、後日いっしょに作品を展示しようと盛り上がりました。

 

いつか作品ができたらまた発表しますね。

みなさんもぜひぜひ、涼しい旭川へ行ってみてください。夏も冬もおすすめです。