タシオの誕生日会
秋葉原の万世でやりたいと言われる。
そう3月いっぱいで閉店するらしい。
と言ってもリニューアルだが、長年の歴史に一端の終止符がうたれるらしい。
私は予約の電話を入れた。
そちらに行きたいので予約をしたいのですが。
ありがとうございます。予約の電話が殺到しておりまして現在はうけたまわっておりません。
1時間程度、並んでいただければ入店は可能だと思います。大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
私は何時に行っても無理かと聞いてみたが
夕方以降でしたら・・・あまりならばないかもしれません。ただほかにも店舗がありますのでそちらでしたら、ゆっくりご堪能いただけます。
なるほどそうかもしれませんね。私は電話を切った。
その数日後、万世を見に行ってみた。
成程、本気で並んでやがる。電光掲示板をみると
”長年のご愛顧心より感謝申し上げます。”
のようなことが書かれていた。
まいったな。そんなことを考えていたら頭上でキラ!っと光るものを感じたので上を見上げてみたが何もなかった。
たぶん、看板が日の光に当たってそうみえたのだろう。
ちょっとその辺をぶらぶらしてみた。列車の音がシャンシャンと聞こえてきた。
女の子が花束を持って横断歩道を歩いている。
誰かに渡すのだろうか?
私は、ゴミみたいなジャンクパーツやクレーンゲームを見ながら、声をかけてくるメイドカフェ店員に後ろ髪をひかれながら帰宅した。
タシオにこの話をしてみた。当日は私とミッキー(この会の参加者)は明け、タシオは公休。
だから、一番早く着くタシオに並んでくれとお願いをした。
彼は
主賓が俺なのになんで並ばないといけないんだよ!怒りますよ!(# ゚Д゚)
その店やめよう!
こんなこと言われた。(こっちが怒りたいわ)
私が思案に暮れていると、契約先の社員の方が話しかけてきた。
~つづく~