◆Sparkle X/THE YELLOW MONKEY

 約5年ぶり10枚となるオリジナルアルバム。ひさびさにオリコン週間チャートでも首位を獲得。ボーカル吉井和哉が喉の不調で活動休止してたことは今回の報道で初めて知ったんですが、加齢により声が細くなったかなーくらいの印象でいまだ健在な印象を受けました。𠮷井ソロは内向きな作品が目立った結果暗く感じることも多かったのに対し、いい意味で虚構なエンタメ性が戻ってきたような。全盛期のギラギラ感はもう復活しないだろうけど、それはどのアーチストにも多かれ少なかれあることで、自分のようなライトなファンにはちょうどいい塩梅でした。

 

 

◆Plastic Tree/Plastic Tree

 結成30年を迎えた4人組ロックバンドの約4年ぶり16枚目のオリジナルアルバム。バンド名をアルバムタイトルに冠しており、特別な位置づけのアルバムなんでしょうか。固定ファンをつかみつつ息長く活動しているこの手のV系バンドに共通する点って、持ち味の様式美を崩さず保ち続けていることだと思うんですよね。もちろんハードなナンバーもあるけどメロディーラインがしっかりしてる曲が意外と多いし、歌い方も時系列で大きくは変わっていない印象。あと他の同時代のバンドに比べて、曲によって導入されている電子楽器や弦楽器による色付けも自然だと思いました。

◆Plastic Tree/Plastic Tree