◆Sharon/Official髭男dism
フジ関テレ系ドラマ「マウンテンドクター」主題歌。同じフジ系ドラマで大成功を収めた「Subtitle」の再来を期待して発注したっぽいですが、バラードは一緒でもタメでサビで解放というよりも緩やかな流れの中で盛り上がりが持続するタイプの曲に感じました。一方で歌詞はかなり具体的な日常を描いており、これは「Chessbord/日常」あたりからの継続でしょうか。理想と現実のすれ違いをさらっと書けて歌えるのは彼らならではですね。でもって一見歌詞と直接つながってなく見えるタイトルは、Sharon=森、平原→ドラマタイトルの「マウンテン」つながりという凝りよう。
◆くじら/菅田将暉
各局出揃ったパリ五輪テーマ曲。フジテレビ系は彼の最新アルバム収録曲になりました。テーマの根底の部分でアスリート応援につながるんだろうけど、書下ろしではなさそうだし(あとアーチスト自身が詞を書いてない作品もこれだけ)テレビ局としては手抜きな印象が。まあNHKや民放でもスポーツ中継に力を入れるテレ朝、TBS系あたりと比較するとどうしてもねえ。曲自身は彼の力強い声が聞けて、内省的な曲調が続いていた中でひさびさに単曲としても推せる作品だと思ったので、アルバムの1曲で終わらず良かったと思うけど。この曲で五輪期間中に彼の音楽(に限らなくても)番組でのパフォーマンスは見られるのか?