◆whodunit/GLAY×JAY(ENHYPEN)

 デビュー30周年を迎え、今年第1弾シングルは実に約18年ぶりのコラボシングルに。過去にもEXILEや氷室京介とのコラボはあったけど、今回のJAY(ENHYPEN)というK-POPアーチストの起用が一番驚きましたね。曲調的にはダンス路線だったEXILEコラボに近いけど、リズムやボーカルのエフェクト加工、スクラッチ音含め最もデジタル色が強いアレンジになっています。この自由度はドラムレスなメンバー編成によるところ大ですかね。それでいてちゃんとGLAYの音になってるのはさすが。最近コンセプト作が割と多かったけど、こういう突き抜けた楽曲大歓迎ですね。

 

◆忘レナ唄/マカロニえんぴつ

 メジャー2枚目となるEPのリードドラック。2021年に「なんでもないよ、」がストリーミング発のヒットとなったものの、その後数字がなかなかついて来ない状況ですが、自分的にはむしろ最近の分厚いアレンジ+はっとりの熱量高めのボーカルの方が好印象なんですよね。重ねたりハモリが入ると倍音のせいか声がすごく粒立って聞こえるのと、ライブ感を損なっていないいい意味で粗いギターアレンジが耳に残ります。レーベルがトイズなんで、瞬間風速ではなく息の長いバンドとして定着してくれることに期待。