◆Synopsis/Kis-My-Ft2
ベスト盤を挟んでフルアルバムとしてはなんと4年ぶり。この間コロナ禍はあったものの、比較的ハイペースでアルバムリリースしていた印象だったので意外でした。北山が抜けて6人体制初アルバム、6人それぞれがプロデュースした曲が半数を占めますが、詞曲にはかかわらずソロボーカルでもないので個性の違いが意外とわかりづらかったのが残念。逆に7人時代のシングル曲をすべて特典CDに振ってしまったため、北山退所の裏事情やメンバー間の不和を想起させてしまいかねない結果に。実際、オリコン首位はとったもののセールス初動は前作から3分の1減っており、STARTO勢としては危険水域に。
◆イドラ/ももいろクローバーZ
約2年ぶり7枚目のオリジナルアルバム。知名度トップクラスの女性アイドルグループでありながら、セールス競争からも地上波露出からも早々に離脱し、露出はCMメイン、あとはライブを主戦場としていますが、今回も11～19thの配信シングルを収録するもののCDシングル化されたものはゼロ。曲調もライブで盛り上がったり映えそうなものが多く、意外とバラエティーには富んでないんですよね。楽曲提供者はほぼ全曲異なるくらいバラバラなのが逆に不思議なくらい。これくらい振り切ってるから固定ファンの熱意は高そうだし、限定盤が豪華仕様＋高価格でも一定の売り上げが見込めるのかとある意味納得。