◆Land of Promise/三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE

 純粋なオリジナルアルバムとしては約4年ぶり。収録曲6曲は他アーチストだったらミニアルバムかEPの分量ですね。しかも限定盤のBlu-ray比重が増して1万円近い単価も当たり前な中での曲数減だからなおさら。EXILE ATSUSHIの流れを汲むミックスボイス的発声が今市&登坂の両方に顕著にみられた結果、2人のボーカルの差異がどんどん小さくなっている気が。またサウンドは他グループよりスペイシーで、後輩グループに見られるラップ寄りアプローチがない分J-POPにとどまっている印象です。持ち歌は充分あるし、メンバーソロと並行しつつライブ稼働を重視する戦略ですかね。

 

◆THE FRUSTRATED Anthology/GLAY

 20年前に発売された8枚目のオリジナルアルバムをリミックス&リマスタリング、さらに当時の希少デモ音源を追加した復刻盤。Anthologyもこれで10作目となり、2010年までのアルバムには1作を除いてすべて手を付けたことになります。オリジナル盤を通して聴いていないので厳密な比較は難しいんですが、シングル曲を聴くと「BEAUTIFUL DREAMER」に感じた音が潰れたようなミックスが改善されてたり、「時の雫」のようなミドルテンポの曲で音の立ちがよくなってるような気はしました。Disc-2のデモ音源集はこの時点で意外と完成形に近く出来上がっているものが多いのねって印象。