◆Nautilus/SEKAI NO OWARI

 7枚目のオリジナルアルバム。デビューから14年で7枚って意外と少なめですね。今回も2年8ヶ月ぶりということで、過半数が既発のタイアップ楽曲(新曲が少ないのはファンには残念かも)。で、通して聴いた感想は週刊少年ジャンプの印象に重なりました。ファンタジー色は以前より少ないとはいえストーリー性があってリアルに根差し過ぎていない点、あとは最初の2曲がそういう印象を持たせてくれるからかな。一昨年のレコ大大賞曲「Habit」もこの並びで聴くとそんなに攻めまくってる曲調に聴こえないから不思議。複数のメンバーが曲を書けるのはやはり強みですね。

 

◆BLUE CHEMSTRY/CHEMISTRY

 6曲入りミニアルバム。新曲2曲+カバー曲2曲+自身の過去曲のTHE FIRST TAKE2曲という構成になっています。以前にも書いたけど、活動再開後堂珍のボーカルが強度を増してきてややクセがある川畑の声とのバランスが良くなったと思います。川畑の方が依然ビブラート強め高音成分強めだけど、二人の声が昔より似てきた? あとカバー以降の4曲はオリジナルよりジャジーな雰囲気が。一発どりっぽいこの路線でカバーアルバムを1枚出しても面白いかなと(今デュオでハーモニーが売りになりそうなアーチスト意外といないし) まだまだ健在なところを今後も見せてほしいです。