◆ナハトムジーク/Mrs.GREEN APPLE

 レコ大大賞明けからの2024年第1弾は映画「サイレントラブ」主題歌。映画の内容に相当寄せているとはいえ、昨年の一連のヒット曲に見られるキャッチーで万全の掴みを持つ曲から一転、全編を聴いて初めて真価が伝わるスローな曲に振ってきました。ストリーミング世代のバンドにしては長めの超大作。相変わらずキーが激高で地声とファルセットの行き来が激しく素人がマネできそうにないメロディーですが、勢いが続くうちはガンガン攻めるのが正解だと思います。しかし活動休止→事務所独立後に大躍進を遂げたバンドって結構珍しいのでは?

 

◆Super Ball/TOMOO

 関ジャニ∞の番組で複数の出演者がネクストブレイク候補に取り上げたシンガーソングライター。名前の「ともお」からてっきり男性を想像してましたが(最近中性的な声の男性アーチストも多いし)、実際には現在20代後半の女性アーチスト。いかにもJ-WAVEとかFM802が好きそうな洋楽テイストのダンサブルな曲で、imaseとかが出てきている流れと同じですかね。ヒップホップ色少なめなところは少し前の洋楽っぽくて、自分の耳にも受け付けやすかったのはそのせいかも。スーパーボールって題材自体懐かしさを感じる面ありますしね。