◆猫猫吐吐/ano

 2023年の紅白歌合戦初出場も決まったタレントのメジャー1stアルバム。インディーズでは2020年から活動しており、ここまでの総括的内容になっています。楽曲の路線的にはBiSHとか地下アイドル的な感じを受けました。そういう意味ではタレントとしての不思議ちゃんキャラとかけ離れたわけでもないのかなと。今はバラエティーやCMに引っ張りだこだけど、売り出しのために創られたキャラがどのくらいを占めるのかが気になりました。個人的には今の勢い3年もつかなーってのが正直な感想(きゃりーぱみゅぱみゅを思い浮かべてしまいました)。

 

◆一時帰国 DELUXE/新しい学校のリーダーズ

 「オトナブルー」が話題となりこちらも紅白初出場が決まった4人組ガールズユニット。4月発表のデジタルEPに追加トラックを収録しCD化した作品。オトナ~がロングヒットした要因って首振りダンスではなく、チープな打ち込み+昭和歌謡フレーバーの意外な組合せの妙だと思うんだけど、そこを勘違いして自分たちのオリジナリティを強引に打ち出したのがその後の曲の空振りの要因だと思ってます。あと、やたら海外で人気→逆輸入をアピールしてるのも気になるところ。それならいっそBABYMETALくらいメディア露出を控えて希少価値を上げるくらいしないと厳しいのでは?