◆PULL UP!/Hey!Say!JUMP

 10枚目のオリジナルアルバム。2007年デビューの約16年で10枚って結構順調にリリースを重ねてるんですね。セールス初動もここ何年か20万枚前後で一定でファンが固定化しつつあるのかなという印象。前作ほど全体のコンセプト感はなくいろんなタイプの曲が入っていますが、バラードはあってもマイナー調の楽曲が皆無だし、あくまで「キレイ売り」からはみ出せてないところが次のステージに行けてない最大の要因っぽく感じました(これは中期以降の嵐の時にも感じたこと) あとはなんだかんだ言って依然山田涼介ありきのグループですね。

 

◆FANTASTIC ROCKET/FANTASTICS from EXILE TRIBE 

 デビュー5周年の日に発売された3rdアルバム。昨夏から「FAN FAN三部作」と題してポップ色の強い楽曲を続けてリリースしていて、そのカラーが色濃く反映されるかと思っていたんですが、この3曲は前半2、3、4曲目と固められた曲順に。さらに中盤でバラード系が2曲続いたり、終盤は他のLDHグループに通じるヒップホップ色の強い曲だったり。何となくライブでまんま再現を前提とした曲順?と思いました。いわゆる「ATSUSHI唱法」ではなくキレイでストレートな声が出てるので、あまりヤンキーフレーバーをまとわずにデジタルポップスを極めてほしい気も。